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松坂桃李『御上先生』生徒キャストから刺激「心から感銘を受けています」
俳優の松坂桃李が主演を務める、TBS系日曜劇場『御上先生』(毎週日曜 後9:00)。ここでは、第9話を目前に松坂のインタビューをお届け。 御上を演じる上で意識したこと、教壇に立つ芝居の難しさ、そして29人の生徒キャストと過ごした撮影現場での発見など――。物語がクライマックスへと突き進む中、今だからこそ話せる思いを余すことなく語ってもらった。
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■官僚であり教師、冷静であり情熱的――松坂桃李が語る御上の“多面性”と役作りのこだわり
――本作を通して、御上を演じる上で意識しているポイントは?
特に意識しているのは、「人間の多面性」です。御上は冷静で合理的なキャラクターではありますが、だからといって無機質な存在ではありません。時には笑顔を見せたり、恐怖や不安に襲われたり、心が揺れる瞬間もある。人は誰しも、1つの側面だけではなく、状況や相手によって見せる顔が違うものです。生徒に対して、(隣徳学院)理事長(古代真秀/北村一輝)に対して、是枝(文香)先生(吉岡里帆)に対して、母親に対してそれぞれに異なる表情があるはずで、クールな面だけで演じることはしたくないと思っていました。
――御上の「多面性」とは具体的にどのような部分ですか?
彼の根本には、教育を変えたいという強い思いがあります。その原点には兄との出来事があり、兄への執着が生まれるほどに深い尊敬と憧れがあった。そうした背景を掘り下げることで、御上という人物の幅広さが見えたんです。幼少期の純粋でまっすぐな少年の姿から、大人になるにつれて築かれた冷静沈着な外面。その過程を知ると、一見クールで完璧に見える御上にも、実はさまざまな感情が渦巻いていることがわかると思います。連続ドラマだからこそ、こうした多面的な部分を丁寧に表現し、視聴者の方々にも彼の本質を感じてもらえたらと思いながら演じています。
――御上の多面性が表れた第6話の撮影で印象に残っているシーンは?
やはり、御上の独白シーンが特に印象に残っています。生徒それぞれの表情を撮影する際、「鮮度を保ちたい」という監督の意向のもと、ブロックごとに複数回に分けて順番に撮影しました。同じ芝居を何度も繰り返したので、そのときは久しぶりに疲れを感じました(笑)。生徒の前で授業をしたり、思いを語るシーンは、想像以上にエネルギーを使うものなんです。教壇に立ち、大勢の生徒から一斉に注がれる視線を浴びると、空気が一気に張り詰めて…。緊張感が口からグッと身体の中にまで入ってくるような感覚で、教師役ならではの感覚です。
■槙野は敵か味方か? 岡田将生×松坂桃李が見せる緊張感
――岡田将生さん演じる、御上の同期・槙野恭介との関係性もいまだ謎に包まれています。岡田さんとの共演について、どのような思いをお持ちですか?
彼には信頼しかありません。本作において、僕の中には「御上と教育」、「神崎(拓斗/奥平大兼)と冴島(悠子)先生(常盤貴子)」、そして「槙野と官僚」という3つの軸がありました。この3つが終盤に向けて交錯し、最終的に1つになっていきます。官僚側の軸はほとんど槙野のシーンで作られているので、そこに至るまでの流れは岡田に託すような気持ちでした。
■「29人の生徒たちが“目立たない”ことを選んだ理由」 学園ドラマの常識を覆した撮影現場の空気
――生徒の皆さんのお芝居を通して受け取ったものはありますか?
僕が言うのもおこがましいですが、皆さんのお芝居は本当に素晴らしいなと感じています。単なるセリフではなく、そのキャラクター自身の言葉として響いてくる瞬間がたくさんあって、毎回心を動かされています。そういうお芝居を受けると、自然とこちらも全力で応えたくなる。互いに刺激を受け合いながら演じることができる環境が、とてもありがたいです。
――生徒たちとのシーンの中で、特に印象的だったことは?
御上が生徒たちに授業をするシーンは、どれも強く印象に残っています。特に授業の中で「考えて」と語りかける御上のセリフは、たった3文字でありながら、シーンごとにニュアンスが変わっていくのを感じました。物語の展開や生徒たちの表情の変化を見ることで、その言葉の響きが微妙に変化する。僕にとっても新しい経験でした。授業シーンでは、長ゼリフや教壇でのお芝居がある生徒役の皆さんの緊張感も伝わってきました。その気持ちは僕が誰よりも理解できるので、「わかるよ、僕もそうだったよ」と共感しながら見守っていました。
――皆さんの様子を見ていて驚いたことはありますか?
生徒役の皆さんの「役に徹する姿勢」には、心から感銘を受けています。学園ドラマでは、生徒役は目立つことが求められる傾向があります。もし僕が彼らのマネージャーだったら、「とにかく目立とう」とアドバイスしていたかもしれません。でも、今回の現場では、誰1人として自己主張に走ることなく、作品を成立させることに全力を注いでいる。物語全体を見据えてシーンごとの演技を逆算しているので、1つひとつの演技に無駄がなく、点と点が自然につながっていて。今のキャリアでこれを実践できるのは、本当にすごいことです。
――それは撮影現場の空気感も影響しているのでしょうか?
間違いなく影響していると思います。監督の空気作りはもちろんですが、飯田(和孝)プロデューサーの存在も大きい。飯田さんは忙しい中、毎日現場に足を運び、生徒たちの演技を見守りながら、適度な緊張感を持たせてくれる。そういった環境だからこそ、僕自身を含め、キャスト全員が自然と背筋を伸ばし、作品に真摯に向き合うことができているのだと思います。
――約3ヶ月間共に撮影をしてきた生徒の皆さんに、今どんな言葉を掛けたいですか?
最初に飯田さんがおっしゃった言葉と重なりますが、皆さんにはこの作品を踏み台にして、次のステップへと羽ばたいてほしいと思っています。ここで得た知識や経験、悔しさ、「もっとこうできたのに」と思う気持ち――それらすべてを次の作品に生かしてほしい。でも、きっと皆さんなら僕が言わなくても自然とそうするだろうなと思います。そして、新しい作品でさらに自己ベストを更新していってもらえたらうれしいです。「『御上先生』がよかったな」で終わるのではなく、次は『御上先生』を超えるような成長を目指して進んでいってください!
■「情報が溢れすぎる時代だからこそ、“考える”ことが大切」 松坂桃李が本作を通じて改めて実感したこと
――松坂さんご自身、本作から影響を受けたことや、芽生えた思いはありますか?
メッセージ性が強い作品だからこそ、「偏った考え方ではないか」という意見が出る可能性もありましたが、それでもなお、このドラマを作る意義があると改めて実感しました。そして、それを地上波のドラマで実現したという実績は、僕にとって非常に大きな意味を持っています。僕の仕事は、エンターテインメントを提供するだけではなく、同時に世の中にメッセージを投げかけ、見る人に考えるきっかけを与えることができる――そこに大きな意味があると思っています。こうした作品作りを、今後も役者として続けていきたいです。
――視聴者の皆さんにどんなことを受け取ってほしいですか?
御上が劇中で何度も口にする「考えて」という言葉。それがまさに、この作品のテーマだと思います。答えが出ないこともあるかもしれませんが、それでも考え続けることが大切。今の社会は、情報が溢れかえり、嘘も本当も入り混じっています。手のひらを返すように一瞬で意見が変わることも珍しくない中で、自分自身の視点を持ち、想像力を働かせ、1つの情報だけに流されずに考え抜く力が求められる。僕自身も、この作品に関わることで改めて学んだその大切さが、皆さんにも伝わっているといいなと思います。
――最後に、視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。
いよいよ第9話です。これまで積み上げてきた伏線が明かされ、ヤマトタケルの正体もついに判明します。3つの軸が1つに収束していく重要な回になるので、ぜひ最後まで見届けてください。そして、なぜ御上先生のクラスが「29人」なのか――そこにも注目していただけたらうれしいです。終盤に差し掛かりましたが、まだ(脚本を担当した)詩森(ろば)さんが伝えたいこと、飯田プロデューサーが込めたメッセージ、そして各話を担当した監督たちが見せたいものがたくさん残っています。だからこそ、最後まで一瞬たりとも気を抜かず、全力で駆け抜けたいと思います。
生徒たちと共に悩み、葛藤しながらも、信念を貫こうとする御上。その姿は、作品と真摯に向き合い続ける松坂桃李自身とも重なって見える。物語もいよいよ終盤戦。官僚として、教師として、そして1人の人間として――御上が描き出すものは何か。その瞬間に込められた思いを、最後まで見届けたい。
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■官僚であり教師、冷静であり情熱的――松坂桃李が語る御上の“多面性”と役作りのこだわり
――本作を通して、御上を演じる上で意識しているポイントは?
特に意識しているのは、「人間の多面性」です。御上は冷静で合理的なキャラクターではありますが、だからといって無機質な存在ではありません。時には笑顔を見せたり、恐怖や不安に襲われたり、心が揺れる瞬間もある。人は誰しも、1つの側面だけではなく、状況や相手によって見せる顔が違うものです。生徒に対して、(隣徳学院)理事長(古代真秀/北村一輝)に対して、是枝(文香)先生(吉岡里帆)に対して、母親に対してそれぞれに異なる表情があるはずで、クールな面だけで演じることはしたくないと思っていました。
――御上の「多面性」とは具体的にどのような部分ですか?
彼の根本には、教育を変えたいという強い思いがあります。その原点には兄との出来事があり、兄への執着が生まれるほどに深い尊敬と憧れがあった。そうした背景を掘り下げることで、御上という人物の幅広さが見えたんです。幼少期の純粋でまっすぐな少年の姿から、大人になるにつれて築かれた冷静沈着な外面。その過程を知ると、一見クールで完璧に見える御上にも、実はさまざまな感情が渦巻いていることがわかると思います。連続ドラマだからこそ、こうした多面的な部分を丁寧に表現し、視聴者の方々にも彼の本質を感じてもらえたらと思いながら演じています。
――御上の多面性が表れた第6話の撮影で印象に残っているシーンは?
やはり、御上の独白シーンが特に印象に残っています。生徒それぞれの表情を撮影する際、「鮮度を保ちたい」という監督の意向のもと、ブロックごとに複数回に分けて順番に撮影しました。同じ芝居を何度も繰り返したので、そのときは久しぶりに疲れを感じました(笑)。生徒の前で授業をしたり、思いを語るシーンは、想像以上にエネルギーを使うものなんです。教壇に立ち、大勢の生徒から一斉に注がれる視線を浴びると、空気が一気に張り詰めて…。緊張感が口からグッと身体の中にまで入ってくるような感覚で、教師役ならではの感覚です。
■槙野は敵か味方か? 岡田将生×松坂桃李が見せる緊張感
――岡田将生さん演じる、御上の同期・槙野恭介との関係性もいまだ謎に包まれています。岡田さんとの共演について、どのような思いをお持ちですか?
彼には信頼しかありません。本作において、僕の中には「御上と教育」、「神崎(拓斗/奥平大兼)と冴島(悠子)先生(常盤貴子)」、そして「槙野と官僚」という3つの軸がありました。この3つが終盤に向けて交錯し、最終的に1つになっていきます。官僚側の軸はほとんど槙野のシーンで作られているので、そこに至るまでの流れは岡田に託すような気持ちでした。
■「29人の生徒たちが“目立たない”ことを選んだ理由」 学園ドラマの常識を覆した撮影現場の空気
――生徒の皆さんのお芝居を通して受け取ったものはありますか?
僕が言うのもおこがましいですが、皆さんのお芝居は本当に素晴らしいなと感じています。単なるセリフではなく、そのキャラクター自身の言葉として響いてくる瞬間がたくさんあって、毎回心を動かされています。そういうお芝居を受けると、自然とこちらも全力で応えたくなる。互いに刺激を受け合いながら演じることができる環境が、とてもありがたいです。
――生徒たちとのシーンの中で、特に印象的だったことは?
御上が生徒たちに授業をするシーンは、どれも強く印象に残っています。特に授業の中で「考えて」と語りかける御上のセリフは、たった3文字でありながら、シーンごとにニュアンスが変わっていくのを感じました。物語の展開や生徒たちの表情の変化を見ることで、その言葉の響きが微妙に変化する。僕にとっても新しい経験でした。授業シーンでは、長ゼリフや教壇でのお芝居がある生徒役の皆さんの緊張感も伝わってきました。その気持ちは僕が誰よりも理解できるので、「わかるよ、僕もそうだったよ」と共感しながら見守っていました。
――皆さんの様子を見ていて驚いたことはありますか?
生徒役の皆さんの「役に徹する姿勢」には、心から感銘を受けています。学園ドラマでは、生徒役は目立つことが求められる傾向があります。もし僕が彼らのマネージャーだったら、「とにかく目立とう」とアドバイスしていたかもしれません。でも、今回の現場では、誰1人として自己主張に走ることなく、作品を成立させることに全力を注いでいる。物語全体を見据えてシーンごとの演技を逆算しているので、1つひとつの演技に無駄がなく、点と点が自然につながっていて。今のキャリアでこれを実践できるのは、本当にすごいことです。
――それは撮影現場の空気感も影響しているのでしょうか?
間違いなく影響していると思います。監督の空気作りはもちろんですが、飯田(和孝)プロデューサーの存在も大きい。飯田さんは忙しい中、毎日現場に足を運び、生徒たちの演技を見守りながら、適度な緊張感を持たせてくれる。そういった環境だからこそ、僕自身を含め、キャスト全員が自然と背筋を伸ばし、作品に真摯に向き合うことができているのだと思います。
――約3ヶ月間共に撮影をしてきた生徒の皆さんに、今どんな言葉を掛けたいですか?
最初に飯田さんがおっしゃった言葉と重なりますが、皆さんにはこの作品を踏み台にして、次のステップへと羽ばたいてほしいと思っています。ここで得た知識や経験、悔しさ、「もっとこうできたのに」と思う気持ち――それらすべてを次の作品に生かしてほしい。でも、きっと皆さんなら僕が言わなくても自然とそうするだろうなと思います。そして、新しい作品でさらに自己ベストを更新していってもらえたらうれしいです。「『御上先生』がよかったな」で終わるのではなく、次は『御上先生』を超えるような成長を目指して進んでいってください!
■「情報が溢れすぎる時代だからこそ、“考える”ことが大切」 松坂桃李が本作を通じて改めて実感したこと
――松坂さんご自身、本作から影響を受けたことや、芽生えた思いはありますか?
メッセージ性が強い作品だからこそ、「偏った考え方ではないか」という意見が出る可能性もありましたが、それでもなお、このドラマを作る意義があると改めて実感しました。そして、それを地上波のドラマで実現したという実績は、僕にとって非常に大きな意味を持っています。僕の仕事は、エンターテインメントを提供するだけではなく、同時に世の中にメッセージを投げかけ、見る人に考えるきっかけを与えることができる――そこに大きな意味があると思っています。こうした作品作りを、今後も役者として続けていきたいです。
――視聴者の皆さんにどんなことを受け取ってほしいですか?
御上が劇中で何度も口にする「考えて」という言葉。それがまさに、この作品のテーマだと思います。答えが出ないこともあるかもしれませんが、それでも考え続けることが大切。今の社会は、情報が溢れかえり、嘘も本当も入り混じっています。手のひらを返すように一瞬で意見が変わることも珍しくない中で、自分自身の視点を持ち、想像力を働かせ、1つの情報だけに流されずに考え抜く力が求められる。僕自身も、この作品に関わることで改めて学んだその大切さが、皆さんにも伝わっているといいなと思います。
――最後に、視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。
いよいよ第9話です。これまで積み上げてきた伏線が明かされ、ヤマトタケルの正体もついに判明します。3つの軸が1つに収束していく重要な回になるので、ぜひ最後まで見届けてください。そして、なぜ御上先生のクラスが「29人」なのか――そこにも注目していただけたらうれしいです。終盤に差し掛かりましたが、まだ(脚本を担当した)詩森(ろば)さんが伝えたいこと、飯田プロデューサーが込めたメッセージ、そして各話を担当した監督たちが見せたいものがたくさん残っています。だからこそ、最後まで一瞬たりとも気を抜かず、全力で駆け抜けたいと思います。
生徒たちと共に悩み、葛藤しながらも、信念を貫こうとする御上。その姿は、作品と真摯に向き合い続ける松坂桃李自身とも重なって見える。物語もいよいよ終盤戦。官僚として、教師として、そして1人の人間として――御上が描き出すものは何か。その瞬間に込められた思いを、最後まで見届けたい。
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