地滑り市道、復旧へ 和歌山県田辺市
和歌山県田辺市は、地滑りの影響で昨年5月から通行止めにしている同市下三栖の市道について、災害復旧工事に着手する。工期は来年3月末までの見込み。工事請負契約を締結する議案を、開会中の市議会3月定例会に追加提案している。
昨年5月下旬、市道の上にある梅畑の所有者から「亀裂があるのではないか」という連絡があり、市が現場を確認。亀裂が広がっていたことから、市道を通行止めにした。
その後もさらに亀裂が大きくなり、のり面のコンクリートも割れるなど地滑りが進行。応急的な復旧としてのり面沿いに土のうを積んだり、盛り土をしたりして地滑りを抑えた上で、本格的な復旧に向けた調査や測量設計などをしていた。
地滑りの範囲は、延長約90メートル、高さ約27メートルにわたっている。市道の通行止め区間は、延長約450メートル。
復旧工事では、地滑りの影響で動いた土砂(1万4千立方メートル)を撤去するとともに、最長14・5メートルのアンカーを49本打ち込むなどして、斜面の崩壊を抑える。
市土木課によると、被災規模が大きく、被害が拡大しないよう慎重に作業を進める必要があり、工期が1年ほどかかるという。
このほど条件付き一般競争入札を行い、32社が応札。山本建設(田辺市中芳養)が落札した。契約金額は2億8365万円。予定価格が1億5千万円以上のため、議会議決を経て本契約となる。
市の担当者は「長い間不便をおかけしているが、ようやく本格復旧へと動き出せる。できるだけ早く通行が再開できるよう取り組みを進めたい」と話している。
昨年5月下旬、市道の上にある梅畑の所有者から「亀裂があるのではないか」という連絡があり、市が現場を確認。亀裂が広がっていたことから、市道を通行止めにした。
その後もさらに亀裂が大きくなり、のり面のコンクリートも割れるなど地滑りが進行。応急的な復旧としてのり面沿いに土のうを積んだり、盛り土をしたりして地滑りを抑えた上で、本格的な復旧に向けた調査や測量設計などをしていた。
地滑りの範囲は、延長約90メートル、高さ約27メートルにわたっている。市道の通行止め区間は、延長約450メートル。
復旧工事では、地滑りの影響で動いた土砂(1万4千立方メートル)を撤去するとともに、最長14・5メートルのアンカーを49本打ち込むなどして、斜面の崩壊を抑える。
市土木課によると、被災規模が大きく、被害が拡大しないよう慎重に作業を進める必要があり、工期が1年ほどかかるという。
このほど条件付き一般競争入札を行い、32社が応札。山本建設(田辺市中芳養)が落札した。契約金額は2億8365万円。予定価格が1億5千万円以上のため、議会議決を経て本契約となる。
市の担当者は「長い間不便をおかけしているが、ようやく本格復旧へと動き出せる。できるだけ早く通行が再開できるよう取り組みを進めたい」と話している。