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平岳大、マーベル参戦 ハリソン・フォードとの共演に「なんて夢があるんだ!」
公開中のマーベル・スタジオ映画『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』に日本の首相・尾崎役で平岳大が出演している。昨年より話題となっているハリウッド製作の時代劇『SHOGUN 将軍』(ディズニープラスで独占配信中)でも重要なキャラクターを演じたが、本作では米大統領サディアス・ロス役で出演するハリウッドのレジェンド俳優ハリソン・フォードと共演。「夢があるでしょう!」と目を輝かせる。
【動画】記事内で言及した“3ショット”シーンの初解禁映像
『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』は、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019年)のラストでヒーロー引退を決めたキャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャース(演:クリス・エヴァンス)から、“正義の象徴”である盾を託されたサム・ウィルソン(演:アンソニー・マッキー)による新たなキャプテン・アメリカの物語。
ロス大統領が開く国際会議でテロ事件が発生。それをきっかけに生まれた日本を含む各国の対立が、世界大戦の危機にまで発展していく。この混乱を食い止めようとするキャプテン・アメリカに、〈赤いハルク〉と化したロス大統領が襲いかかる。しかし、すべては“ある人物”によって仕組まれた陰謀だった!?キャプテン・アメリカは“世界の暴走”を止めることができるのか――。
本作の映像が初解禁された際、「アンソニー・マッキーとハリソン・フォードと3人で映っているトレーラーを見て、『うぉー! 使われてる!』ってテンション上がりました(笑)」と、ハリウッド超大作の一翼を担った興奮を隠しきれない様子だ。
両親は俳優の平幹二朗と佐久間良子。「あいつは有名人の息子だから」と言われるのが嫌で、「とにかく日本を出たかった」と高校1年生のときに渡米。高校・大学をアメリカで過ごし、27歳で日本に戻って俳優としてのキャリアをスタートさせた。以降、数々のドラマ、映画、舞台に出演しつつ、海外作品へのチャンスをうかがっていた。
「もともと英語を生かせる仕事をしたいとは思っていました。明確にいつからというのは覚えていないのですが、自分のプロモーションビデオのDVDを作って、レジュメとカバーレターを添えて、アメリカのエージェントやプロダクションに何百通と送っていました。ほとんどが宛先不明で戻ってきましたけど(笑)。それでも、3件ほど『話を聞こう』と言ってくれるところもあって。でもそんなにすぐにはうまくいかなかった。オーディションはなかなか受からないし。そんな中に『Giri / Haji』のオーディションがあったんです」
地道な努力が実を結び、2020年にNetflixで世界配信されたオリジナルドラマ『Giri / Haji』に主演。この作品で認められたことが、平のキャリアの転機となる。
「『Giri / Haji』を観たと言って、オファーが来るようになって。あの作品がなかったら、今の自分はなかったと思います。すべてのスタートになりました」
木村拓哉も出演した『THE SWARM/ザ・スウォーム』(23年、Hulu)や『モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ』(ハリウッド版ゴジラのドラマシリーズ/23年、AppleTV+)、『SHOGUN 将軍』(24年、ディズニープラス)と、世界規模の作品に次々と出演。本作もオファーだったという。
「もちろん努力もしてきましたが、40代の“ちょっとおっさん”のアジア人の需要があったんだと思うんですよね。配信の時代が来て、ちょうどアジア系俳優がハリウッドで活躍し始めたことも影響しているでしょう。いろいろな要素がラッキーなことに重なって、チャンスが巡ってきたんだと思います。以前なら『アジア系なら誰でもいい』という感じでキャスティングされていたかもしれませんが、今、ハリウッドでは『日本人の役は日本人が演じる』という流れに変わってきていますよね」
平が日本の首相を演じる本作では、アメリカ大統領ロスが開く国際会議でテロ事件が発生。「日本がドラマの中で重要なポジションとして描かれている」という。ロスを演じるのは、ハリソン・フォードだ。
「撮影中のスタジオで、ハリソン・フォードが僕の隣にやってきて、ボソボソと何か言ってるんですよ。何かと思ったら、自分のせりふを言っていて、僕とせりふを合わせに来てくれたんだな、と思ったのでせりふを返すと、また彼も返してくれて。本当に何気ないやりとりなんですけど、ハリウッドの第一線で長く活躍している人ってこういう人なんだな、と実感しました」
まさに、平にとって忘れられない瞬間になった。
「『キャプテン・アメリカ』という超大作の中で、英語で芝居をして、相手がハリソン・フォードって…なんて夢があるんだ!と思ってもらいたいですね。観てくださった方々の夢が広がるような作品になればいいなと思っています」
配信時代の到来とともに、世界中の視聴者がボーダーレスに作品を楽しめるようになり、日本人俳優がハリウッドの超大作に出演することも特別なことではなくなっていくだろう。
「まずは、目の前の作品でしっかり結果を出すこと。それが次のチャンスにつながる。大変ですけど、その分、やりがいは十分にあります」。平岳大の挑戦は、まだまだ続く。
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両親は俳優の平幹二朗と佐久間良子。「あいつは有名人の息子だから」と言われるのが嫌で、「とにかく日本を出たかった」と高校1年生のときに渡米。高校・大学をアメリカで過ごし、27歳で日本に戻って俳優としてのキャリアをスタートさせた。以降、数々のドラマ、映画、舞台に出演しつつ、海外作品へのチャンスをうかがっていた。
「もともと英語を生かせる仕事をしたいとは思っていました。明確にいつからというのは覚えていないのですが、自分のプロモーションビデオのDVDを作って、レジュメとカバーレターを添えて、アメリカのエージェントやプロダクションに何百通と送っていました。ほとんどが宛先不明で戻ってきましたけど(笑)。それでも、3件ほど『話を聞こう』と言ってくれるところもあって。でもそんなにすぐにはうまくいかなかった。オーディションはなかなか受からないし。そんな中に『Giri / Haji』のオーディションがあったんです」
地道な努力が実を結び、2020年にNetflixで世界配信されたオリジナルドラマ『Giri / Haji』に主演。この作品で認められたことが、平のキャリアの転機となる。
「『Giri / Haji』を観たと言って、オファーが来るようになって。あの作品がなかったら、今の自分はなかったと思います。すべてのスタートになりました」
木村拓哉も出演した『THE SWARM/ザ・スウォーム』(23年、Hulu)や『モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ』(ハリウッド版ゴジラのドラマシリーズ/23年、AppleTV+)、『SHOGUN 将軍』(24年、ディズニープラス)と、世界規模の作品に次々と出演。本作もオファーだったという。
「もちろん努力もしてきましたが、40代の“ちょっとおっさん”のアジア人の需要があったんだと思うんですよね。配信の時代が来て、ちょうどアジア系俳優がハリウッドで活躍し始めたことも影響しているでしょう。いろいろな要素がラッキーなことに重なって、チャンスが巡ってきたんだと思います。以前なら『アジア系なら誰でもいい』という感じでキャスティングされていたかもしれませんが、今、ハリウッドでは『日本人の役は日本人が演じる』という流れに変わってきていますよね」
平が日本の首相を演じる本作では、アメリカ大統領ロスが開く国際会議でテロ事件が発生。「日本がドラマの中で重要なポジションとして描かれている」という。ロスを演じるのは、ハリソン・フォードだ。
「撮影中のスタジオで、ハリソン・フォードが僕の隣にやってきて、ボソボソと何か言ってるんですよ。何かと思ったら、自分のせりふを言っていて、僕とせりふを合わせに来てくれたんだな、と思ったのでせりふを返すと、また彼も返してくれて。本当に何気ないやりとりなんですけど、ハリウッドの第一線で長く活躍している人ってこういう人なんだな、と実感しました」
まさに、平にとって忘れられない瞬間になった。
「『キャプテン・アメリカ』という超大作の中で、英語で芝居をして、相手がハリソン・フォードって…なんて夢があるんだ!と思ってもらいたいですね。観てくださった方々の夢が広がるような作品になればいいなと思っています」
配信時代の到来とともに、世界中の視聴者がボーダーレスに作品を楽しめるようになり、日本人俳優がハリウッドの超大作に出演することも特別なことではなくなっていくだろう。
「まずは、目の前の作品でしっかり結果を出すこと。それが次のチャンスにつながる。大変ですけど、その分、やりがいは十分にあります」。平岳大の挑戦は、まだまだ続く。
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