庵野秀明、初恋は『宇宙戦艦ヤマト』森雪 声優本人の前で告白!麻上洋子へ「メロメロです」
テレビ放送50周年を記念する特別企画が進行中の『宇宙戦艦ヤマト』。新宿ピカデリーではTVシリーズ全26話から庵野秀明氏が3プログラム×各3話をセレクションし、劇場の大スクリーンで3週にわたって上映する「『宇宙戦艦ヤマト』放送50周年記念セレクション上映」が行われており、1月10日にはフィナーレを飾る【PROGRAM3】がスタートした。
【写真】庵野秀明の初恋の人!肌ツヤツヤな声優・麻上洋子
この日は、第23話、24話、そして最終26話の上映に続いてトークイベントが行われ、庵野氏が司会を務め、森雪役の声優の麻上洋子氏、『宇宙戦艦ヤマト2199』の公式コミカライズを担当した漫画家・むらかわみちお氏をゲストに迎えて熱いトークが展開された。
放送当時14歳だった庵野、10歳だったむらかわ氏は、麻上氏の登壇に大興奮。庵野は「憧れでした。“麻上洋子”という名前があると(その作品は)見ていました」「メロメロです。(キャラクターに対して)『好き』という感情を持ったのは森雪が最初。初恋の人です」と森雪、そして、その声を演じた麻上氏への熱い思いを語り告白した。
麻上氏は、収録当時について、自身がまだ声優としてのキャリアがほとんどない「ド素人だった」と述懐。「自分の声がどのように録音されて、どう出るのか放送されるまでわからないので、ダビングに毎回通って柏原(満/音響効果)さんが音をつけるのを見ていました。柏原さんとは合間にお話をしました。懐かしい方を最近、亡くしてしまって残念です」と昨年11月に逝去した柏原さんを偲んだ。
また、麻上氏はスターシャ役の平井道子さんについても「憧れて見ていました。スタジオに女優さんが立っているというオーラがあって『お姫様が来た!』という感じで『しっかり見ていよう』と思っていました」と振り返る。
麻上氏は、声優業界についてほとんど知らないままこの世界に足を踏み入れたという。「漫画の『リボンの騎士』が好きで、わたしのイメージで声を作っていたんですが、アニメになったらイメージが大きく外れていて(苦笑)、『絶対に私のイメージの声をやりたい!』と思ったんです」と述懐。当時、麻上氏の周囲には、アニメが好きではなく、声優はあくまで食べていくための仕事と考えている俳優と兼業の声優が多かったそうで「森雪の絵とセリフを見た時『これが動いたら、声優業界の中で一番嬉しいのは私だ』と思って頑張ったら、田代(敦已/音響監督)さんが見てくださっていたんです。素人ですから地を出すしかなくて『キャー!』と言うのも、私が出す時はこんな声だという声を出したら、田代さんに『あんな恥ずかしい声を出す人は、お芝居をやってる人にはいないよ』って言われました(笑)」。
この言葉に庵野も「そうなんですよ! 芝居がナチュラルで本当によかったです。笑い方が雪は特徴的で良いんです。23話で写真を撮った後の笑い方が素晴らしい!マネできない、毎回不思議な笑い方なんです」と深く同意する。
また麻上氏は「西崎(義展/企画・プロデューサー)さんには『くん』が良いと言ってもらいました」と明かしたが、これにも庵野が「その通り! 『古代くん』の“くん”が良いんですよ!」としみじみと語り、麻上氏が森雪の声で「庵野くん」と呼びかけると庵野は「ありがとうございます!」と感激していた。
むらかわ氏は、劇中の森雪が着用している独特の形のドレスについて『宇宙戦艦ヤマト2199』で描こうとしたら『ダメ』と言われました(苦笑)」と明かし、さらに森雪のキャラクターについて「中学生、高校生のクラスの委員長みたいな振る舞いの多いキャラクターだったのが、終盤に向かい、古代に『この戦いは何だったのか?』と語ったり、イスカンダルではスターシャや古代進の背中を押すようなことを言ったり、最終話では『古代くんが死んじゃう!』――つまり初めて心の内を吐露するような、女性、人間としての主張が強まっていく」と物語が進む中での変化について指摘する。麻上氏は「私としては最初の頃のつんけんしている雪が一番好き」と明かしつつ「私は1話の時の雪の絵と私の声でひとつの女優さんなんだと思っています」と改めて森雪というキャラクターへの思いを口にした。
むらかわ氏は、1981年にリリースされた麻上氏のデビューシングル「哀しみのサテン」にも言及し「声のタッチが74年版の森雪と似てるんです。『森雪が歌ってる!』と畳の上で悶えていました(笑)」と明かし、これに麻上氏が「新しい『ヤマト』の主題歌を歌おうかな(笑)!」と返し、会場は笑いに包まれた。
ちなみに、新しい『ヤマト』に関しては、庵野は「まだそっちは何も言っちゃいけないと言われています(笑)」と言葉を濁したが、先日、開催が発表された『宇宙戦艦ヤマト』放送50周年記念 「宇宙戦艦ヤマト 全記録展」に関しては「渋谷の西武でやります!」と新情報を告知した。
なお、『宇宙戦艦ヤマト』放送50周年記念の出版企画として、むらかわ氏の手による『宇宙戦艦ヤマト』画集(仮)を刊行することが発表されているが、むらかわ氏は「3月の展示会までに発売できるよう頑張って制作していきたいと思います」と意気込みを語った。
イベントの最後に麻上氏は「今日は、当時の少年少女たちとこんな場を共有することできて嬉しいです」と満面の笑み。庵野は「僕が一番好きな古代くんのカットは、最終回でデスラー砲が撃たれた時、森雪の遺体を抱えてかばっているあのカットです。この時、古代くんは艦長代理の職を失して、森雪を守るためだけにそうやっていて、もしかしたら、心中の気持ちだったのかもしれません。そういう細かい、本当に細かい描写ができるところが『ヤマト』のすごいところであり、素晴らしいところで、50年経ってもまだこうやって人気のある最大の部分だと思います。メカも良いですが、『ヤマト』の中心はやはりドラマなんですそれを演じてくださっていた麻上さんとお話しができて今日は幸せでした」と感慨深げに喜びを口にし、温かい拍手の中でトークイベントは幕を閉じた。
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この日は、第23話、24話、そして最終26話の上映に続いてトークイベントが行われ、庵野氏が司会を務め、森雪役の声優の麻上洋子氏、『宇宙戦艦ヤマト2199』の公式コミカライズを担当した漫画家・むらかわみちお氏をゲストに迎えて熱いトークが展開された。
放送当時14歳だった庵野、10歳だったむらかわ氏は、麻上氏の登壇に大興奮。庵野は「憧れでした。“麻上洋子”という名前があると(その作品は)見ていました」「メロメロです。(キャラクターに対して)『好き』という感情を持ったのは森雪が最初。初恋の人です」と森雪、そして、その声を演じた麻上氏への熱い思いを語り告白した。
麻上氏は、収録当時について、自身がまだ声優としてのキャリアがほとんどない「ド素人だった」と述懐。「自分の声がどのように録音されて、どう出るのか放送されるまでわからないので、ダビングに毎回通って柏原(満/音響効果)さんが音をつけるのを見ていました。柏原さんとは合間にお話をしました。懐かしい方を最近、亡くしてしまって残念です」と昨年11月に逝去した柏原さんを偲んだ。
また、麻上氏はスターシャ役の平井道子さんについても「憧れて見ていました。スタジオに女優さんが立っているというオーラがあって『お姫様が来た!』という感じで『しっかり見ていよう』と思っていました」と振り返る。
麻上氏は、声優業界についてほとんど知らないままこの世界に足を踏み入れたという。「漫画の『リボンの騎士』が好きで、わたしのイメージで声を作っていたんですが、アニメになったらイメージが大きく外れていて(苦笑)、『絶対に私のイメージの声をやりたい!』と思ったんです」と述懐。当時、麻上氏の周囲には、アニメが好きではなく、声優はあくまで食べていくための仕事と考えている俳優と兼業の声優が多かったそうで「森雪の絵とセリフを見た時『これが動いたら、声優業界の中で一番嬉しいのは私だ』と思って頑張ったら、田代(敦已/音響監督)さんが見てくださっていたんです。素人ですから地を出すしかなくて『キャー!』と言うのも、私が出す時はこんな声だという声を出したら、田代さんに『あんな恥ずかしい声を出す人は、お芝居をやってる人にはいないよ』って言われました(笑)」。
この言葉に庵野も「そうなんですよ! 芝居がナチュラルで本当によかったです。笑い方が雪は特徴的で良いんです。23話で写真を撮った後の笑い方が素晴らしい!マネできない、毎回不思議な笑い方なんです」と深く同意する。
また麻上氏は「西崎(義展/企画・プロデューサー)さんには『くん』が良いと言ってもらいました」と明かしたが、これにも庵野が「その通り! 『古代くん』の“くん”が良いんですよ!」としみじみと語り、麻上氏が森雪の声で「庵野くん」と呼びかけると庵野は「ありがとうございます!」と感激していた。
むらかわ氏は、劇中の森雪が着用している独特の形のドレスについて『宇宙戦艦ヤマト2199』で描こうとしたら『ダメ』と言われました(苦笑)」と明かし、さらに森雪のキャラクターについて「中学生、高校生のクラスの委員長みたいな振る舞いの多いキャラクターだったのが、終盤に向かい、古代に『この戦いは何だったのか?』と語ったり、イスカンダルではスターシャや古代進の背中を押すようなことを言ったり、最終話では『古代くんが死んじゃう!』――つまり初めて心の内を吐露するような、女性、人間としての主張が強まっていく」と物語が進む中での変化について指摘する。麻上氏は「私としては最初の頃のつんけんしている雪が一番好き」と明かしつつ「私は1話の時の雪の絵と私の声でひとつの女優さんなんだと思っています」と改めて森雪というキャラクターへの思いを口にした。
むらかわ氏は、1981年にリリースされた麻上氏のデビューシングル「哀しみのサテン」にも言及し「声のタッチが74年版の森雪と似てるんです。『森雪が歌ってる!』と畳の上で悶えていました(笑)」と明かし、これに麻上氏が「新しい『ヤマト』の主題歌を歌おうかな(笑)!」と返し、会場は笑いに包まれた。
ちなみに、新しい『ヤマト』に関しては、庵野は「まだそっちは何も言っちゃいけないと言われています(笑)」と言葉を濁したが、先日、開催が発表された『宇宙戦艦ヤマト』放送50周年記念 「宇宙戦艦ヤマト 全記録展」に関しては「渋谷の西武でやります!」と新情報を告知した。
なお、『宇宙戦艦ヤマト』放送50周年記念の出版企画として、むらかわ氏の手による『宇宙戦艦ヤマト』画集(仮)を刊行することが発表されているが、むらかわ氏は「3月の展示会までに発売できるよう頑張って制作していきたいと思います」と意気込みを語った。
イベントの最後に麻上氏は「今日は、当時の少年少女たちとこんな場を共有することできて嬉しいです」と満面の笑み。庵野は「僕が一番好きな古代くんのカットは、最終回でデスラー砲が撃たれた時、森雪の遺体を抱えてかばっているあのカットです。この時、古代くんは艦長代理の職を失して、森雪を守るためだけにそうやっていて、もしかしたら、心中の気持ちだったのかもしれません。そういう細かい、本当に細かい描写ができるところが『ヤマト』のすごいところであり、素晴らしいところで、50年経ってもまだこうやって人気のある最大の部分だと思います。メカも良いですが、『ヤマト』の中心はやはりドラマなんですそれを演じてくださっていた麻上さんとお話しができて今日は幸せでした」と感慨深げに喜びを口にし、温かい拍手の中でトークイベントは幕を閉じた。
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