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冨安氏が県議辞職 入札情報巡る事件で罰金刑、和歌山

 和歌山県発注工事の入札情報漏えい事件で逮捕され、罰金刑を受けた、自民党の冨安民浩県議(76)=日高郡選出=が27日、議員を辞職した。26日に辞職願が提出され、議長が27日に許可した。

 冨安県議は、昨年9月に執行された日高振興局発注の道路改良工事の条件付き一般競争入札で、公表前に落札予定者らを教えるよう、当時の同振興局建設部長に電話で依頼したとし、地方公務員法違反(そそのかし)の疑いで逮捕、略式起訴された。17日に罰金40万円の略式命令を受け、即日納付した。

 冨安県議は9期目のベテラン議員で2009年6月から1年間、議長を務めた。自民党県連では副会長を務めていたが、21日に辞任していた。

 これにより、日高郡選挙区(定数3)は1人欠員となるが、県選挙管理委員会によると、公職選挙法に基づき、補欠選挙は実施されない。

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