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中学生、市役所の仕事学ぶ

田辺市役所の防災まちづくり課の職員から災害備蓄品について話を聞く東陽中の2年生(和歌山県田辺市東山1丁目で)
田辺市役所の防災まちづくり課の職員から災害備蓄品について話を聞く東陽中の2年生(和歌山県田辺市東山1丁目で)
 和歌山県田辺市神子浜1丁目の東陽中学校2年生80人が田辺市役所(東山1丁目)を訪れ、職員から業務内容や仕事のやりがい、田辺で働くことの魅力などについて話を聞いた。

 市社会教育委員会議が主催する田辺市まちづくり市民カレッジプラス(紀伊民報など後援)の一環として、13日にあった。講師はたなべ営業室、農業振興課、商工振興課、保健課、収納課、防災まちづくり課の職員が務めた。

 各職員は、担当している業務内容ややりがい、この仕事を選んだ理由や田辺で暮らして働く魅力などを講演。市の予算や税金の割合をグラフを用いて説明したり、実際の防災グッズを目の前で見せたりと生徒が興味を持って聞けるように工夫し、生徒はワークシートにメモを取りながら話に耳を傾けた。

 職員が学生時代を振り返り「自分が就きたい仕事、なりたい姿の候補を持つことが大切」などとメッセージを伝えたり、生徒からの「市のために自分たちができることは?」という質問に「市について知って、視野を広げることは重要」とアドバイスしたりした。

 農業振興課と収納課職員の話を聞いた生徒会長の山本こたろうさん(14)は「課ごとに全然違う仕事をしていることが分かったし、いろんな話が聞けて面白かった。将来は消防士になりたいと思っているが、自分の進路を改めて考えるきっかけにもなった」と話した。

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