長田の靴産業の気概発信いつでも備えを怠らず
靴底の芯材となる鉄製シャンクでは国内唯一のメーカー。「シャンクは靴の背骨ともいわれ、足運びを良くし歩きやすくする役割を果たすだけでなく、靴の形状を守るためにも欠かせない部品です」と田中伸明社長はその役割を説明します。
2代目の田中社長が入社したのは30歳の時のこと。1995年に起きた阪神・淡路大震災で、神戸・長田に集積する靴メーカーは大きな被害を受け、廃業する会社が増え、輸入品に取って代わられつつありました。先代の父親から「景気に左右されない、個人向けの夢のある商品を開発しよう」と命を受け、思いついたのがドリームキャンドル。着火すると6枚の花弁が開きメロディーを奏でるパーティーグッズで、近年ではSNSでバズり、大きな反響を呼んでいます。
日本での靴の生産量は年々減りつつあります。そこで現在は同じ長田の靴関連事業者と連携して新しい靴づくりなどができないか?アイデアを温めているところです。「靴の一部品であるシャンク会社1社でできることは限られます。たくさんの仲間と力を合わせて長田に靴産業があるという気概を見せたい」と意気込みを見せます。
震災の時期に合わせて社内では毎年、防災のことを考えるミーティングを開いているほか、国内唯一の会社であるため震災があっても商品の供給を停滞させないよう社内の点検も実施しています。また会社で社員が身動きを取れなくなっても3日間は生活できる食料や水、生活用品などを備蓄しています。「いつ地震が起きてもいいように備えは怠らず、起きたとしても自分や家族の命を守る行動がとれるよう普段から心がけてほしい」と呼び掛けています。
2代目の田中社長が入社したのは30歳の時のこと。1995年に起きた阪神・淡路大震災で、神戸・長田に集積する靴メーカーは大きな被害を受け、廃業する会社が増え、輸入品に取って代わられつつありました。先代の父親から「景気に左右されない、個人向けの夢のある商品を開発しよう」と命を受け、思いついたのがドリームキャンドル。着火すると6枚の花弁が開きメロディーを奏でるパーティーグッズで、近年ではSNSでバズり、大きな反響を呼んでいます。
日本での靴の生産量は年々減りつつあります。そこで現在は同じ長田の靴関連事業者と連携して新しい靴づくりなどができないか?アイデアを温めているところです。「靴の一部品であるシャンク会社1社でできることは限られます。たくさんの仲間と力を合わせて長田に靴産業があるという気概を見せたい」と意気込みを見せます。
震災の時期に合わせて社内では毎年、防災のことを考えるミーティングを開いているほか、国内唯一の会社であるため震災があっても商品の供給を停滞させないよう社内の点検も実施しています。また会社で社員が身動きを取れなくなっても3日間は生活できる食料や水、生活用品などを備蓄しています。「いつ地震が起きてもいいように備えは怠らず、起きたとしても自分や家族の命を守る行動がとれるよう普段から心がけてほしい」と呼び掛けています。
- 法人名
- 株式会社田中努補商店
- 代表者名
- 田中伸明
- 所在地
- 兵庫県神戸市長田区苅藻島町3-12-24
- 電話番号
- 078-681-4517
- 業種業態
- シャンクの製造・販売オリジナルパーティグッズ「ドリームキャンドル」の製造・販売
- 創業・設立
- 創業1964年
- 関連サイト