松重豊、初監督劇映画『孤独のグルメ』完成披露に感慨「大好きな人しか出ていません」
俳優の松重豊が初監督・脚本を務めた劇映画『孤独のグルメ』(2025年1月10日公開)の完成披露試写会が16日、都内で開催された。上映前には、主演・監督の松重と、出演者の内田有紀、磯村勇斗、杏、オダギリジョーが登壇して舞台あいさつを行った。
【集合ショット】華やかすぎる!真っ赤なパンツスタイルで登場した杏ら
映画が完成し、公開を待つ現在の気持ちを聞かれて松重は「振り返ると、もう2年半ほど経っているんですよね。本当に長い道のりだったなと思います。ようやくその到達点が目前に迫ってきていると感じていて、とても感慨深いです」と語った。
『孤独のグルメ』は、同名グルメ漫画(原作:久住昌之、作画:谷口ジロー)が原作。輸入雑貨商を営む主人公・井之頭五郎が、独りで食事を楽しむ様子が自身のモノローグと共に描かれるスタイルが、「今までのグルメ漫画には見られない!」と人気を博し、2012年1月に松重主演でテレビ東京系連続ドラマとしてシリーズ化。深夜にひっそりと放送がスタートするや、食欲をそそる料理と松重演じる五郎の大胆な「食べっぷり」や「心の声」に多くの共感が生まれ、国内のみならず海外でも絶大な支持を得てシーズン10までシリーズを重ねる、“グルメドキュメンタリードラマの金字塔”となった。
そんなドラマが初めて劇映画化されるにあたり、松重は「『孤独のグルメ』というタイトルの通り、ドラマでは基本的に僕一人で演じてきた作品ですが、今回は映画ということで、たくさんの素晴らしい共演者の皆さんと一緒に制作しました。自分で書いたせりふが俳優さんたちの口を通すことで、こんなにも豊かなものに変わるんだということを、今回初めて実感しました。正直、遅い気づきだなと自分でも思いますが(笑)。普段は一人で、あるいはスタッフだけで作業することが多いので、こうして改めて多くの人の顔を見る機会があると、『一人じゃないんだ』としみじみ感じて、とてもうれしく、感動的な気持ちです」と、横に並び立つ共演者の顔をまじまじと見ていた。
「大好きな人しか出ていません。大切な作品ですから」と出演者には松重監督から「ラブレター」のような出演依頼の手紙が送られていたという。返事を待っている間は「高校生の男の子の気持ちだった」と、振り返った。
松重監督について、内田は「本当に穏やかで優しい方で、いつも笑顔が素敵なんです。そのままの雰囲気が監督としての姿にも表れていました。演出についても、役者同士ということもあり、心が通じ合うのが非常に早かったです。私が演じた役は、島で暮らす女性で、明るい笑顔の裏に少し影を持つという複雑なキャラクターでしたが、松重さんがその女性の内面を丁寧に引き出してくださり、とても感謝しています。完成した映画を見て、きっと皆さんも楽しんでいただけると思います」と話していた。
フランスロケも敢行した本作では、パリ在住の杏にシナリオハンティングにも協力を仰いだという。松重は「ひょんなことから、フランスのエッフェル塔の前で“孤独カット”を撮りたいと言ってしまって、でもフランスにもパリにも行ったことがない。パリといえば杏ちゃんだろうと。シナリオハンティングでパリに行くときも杏ちゃんに連絡をして、ちょっと映画に出てほしんだけど。そして、おいしいスープの店を教えてくださいとお願いしたら、それにちゃんと答えていただいて、今日に結びついている。何度も親子役で共演してきたので、持つべきものは娘かなと思います」と、杏をねぎらった。
舞台あいさつ中、オダギリが「ちょっと汗を拭きに戻ってもいいですか。登壇前にエナジードリンクを飲んだから、それですごく熱くなっちゃって…」と言い出し、中座する一幕も。戻ってきたオダギリが、同い年の内田の振る舞いやしゃべりの内容に「育ちの差が出るんだなと思って愕然として、本当になんか自分が可哀想になってきました」と卑下すると、それをかばうように内田が思わずネタバレにつながる発言をしてしまうハプニングもあった。
最後に松重は「スープ作りは本当に妥協を許さない店主の努力の結晶だと思っています。映画作りもそれと同じで、本当に構想から2年半ぐらいかかりました。本当に美味しいスープを皆さんに提供するために、身を粉にしてスタッフ全員頑張りました。キャストも素晴らしい演技をしてくださっています。本当に温かいちょうどいい食べごろになっています。本当に集大成になっておます」を思いの丈を述べていた。
【写真】スーツが似合う!スタイリッシュにはにかむ松重豊
【写真】美しい…ナチュラルな素肌で笑顔の内田有紀
【写真】オシャレに着崩したジャケット姿で登場した松重豊
【画像】松重豊の顔が汚れている…!?『劇映画 孤独のグルメ』ティザービジュアル
【全身ショット】優美なワンピース姿でさすがのスタイルを披露した杏
【集合ショット】華やかすぎる!真っ赤なパンツスタイルで登場した杏ら
映画が完成し、公開を待つ現在の気持ちを聞かれて松重は「振り返ると、もう2年半ほど経っているんですよね。本当に長い道のりだったなと思います。ようやくその到達点が目前に迫ってきていると感じていて、とても感慨深いです」と語った。
『孤独のグルメ』は、同名グルメ漫画(原作:久住昌之、作画:谷口ジロー)が原作。輸入雑貨商を営む主人公・井之頭五郎が、独りで食事を楽しむ様子が自身のモノローグと共に描かれるスタイルが、「今までのグルメ漫画には見られない!」と人気を博し、2012年1月に松重主演でテレビ東京系連続ドラマとしてシリーズ化。深夜にひっそりと放送がスタートするや、食欲をそそる料理と松重演じる五郎の大胆な「食べっぷり」や「心の声」に多くの共感が生まれ、国内のみならず海外でも絶大な支持を得てシーズン10までシリーズを重ねる、“グルメドキュメンタリードラマの金字塔”となった。
そんなドラマが初めて劇映画化されるにあたり、松重は「『孤独のグルメ』というタイトルの通り、ドラマでは基本的に僕一人で演じてきた作品ですが、今回は映画ということで、たくさんの素晴らしい共演者の皆さんと一緒に制作しました。自分で書いたせりふが俳優さんたちの口を通すことで、こんなにも豊かなものに変わるんだということを、今回初めて実感しました。正直、遅い気づきだなと自分でも思いますが(笑)。普段は一人で、あるいはスタッフだけで作業することが多いので、こうして改めて多くの人の顔を見る機会があると、『一人じゃないんだ』としみじみ感じて、とてもうれしく、感動的な気持ちです」と、横に並び立つ共演者の顔をまじまじと見ていた。
「大好きな人しか出ていません。大切な作品ですから」と出演者には松重監督から「ラブレター」のような出演依頼の手紙が送られていたという。返事を待っている間は「高校生の男の子の気持ちだった」と、振り返った。
松重監督について、内田は「本当に穏やかで優しい方で、いつも笑顔が素敵なんです。そのままの雰囲気が監督としての姿にも表れていました。演出についても、役者同士ということもあり、心が通じ合うのが非常に早かったです。私が演じた役は、島で暮らす女性で、明るい笑顔の裏に少し影を持つという複雑なキャラクターでしたが、松重さんがその女性の内面を丁寧に引き出してくださり、とても感謝しています。完成した映画を見て、きっと皆さんも楽しんでいただけると思います」と話していた。
フランスロケも敢行した本作では、パリ在住の杏にシナリオハンティングにも協力を仰いだという。松重は「ひょんなことから、フランスのエッフェル塔の前で“孤独カット”を撮りたいと言ってしまって、でもフランスにもパリにも行ったことがない。パリといえば杏ちゃんだろうと。シナリオハンティングでパリに行くときも杏ちゃんに連絡をして、ちょっと映画に出てほしんだけど。そして、おいしいスープの店を教えてくださいとお願いしたら、それにちゃんと答えていただいて、今日に結びついている。何度も親子役で共演してきたので、持つべきものは娘かなと思います」と、杏をねぎらった。
舞台あいさつ中、オダギリが「ちょっと汗を拭きに戻ってもいいですか。登壇前にエナジードリンクを飲んだから、それですごく熱くなっちゃって…」と言い出し、中座する一幕も。戻ってきたオダギリが、同い年の内田の振る舞いやしゃべりの内容に「育ちの差が出るんだなと思って愕然として、本当になんか自分が可哀想になってきました」と卑下すると、それをかばうように内田が思わずネタバレにつながる発言をしてしまうハプニングもあった。
最後に松重は「スープ作りは本当に妥協を許さない店主の努力の結晶だと思っています。映画作りもそれと同じで、本当に構想から2年半ぐらいかかりました。本当に美味しいスープを皆さんに提供するために、身を粉にしてスタッフ全員頑張りました。キャストも素晴らしい演技をしてくださっています。本当に温かいちょうどいい食べごろになっています。本当に集大成になっておます」を思いの丈を述べていた。
【写真】スーツが似合う!スタイリッシュにはにかむ松重豊
【写真】美しい…ナチュラルな素肌で笑顔の内田有紀
【写真】オシャレに着崩したジャケット姿で登場した松重豊
【画像】松重豊の顔が汚れている…!?『劇映画 孤独のグルメ』ティザービジュアル
【全身ショット】優美なワンピース姿でさすがのスタイルを披露した杏