2018年からシンガポールで開催されている、アジアの17の国・地域の映画、テレビ業界の優秀な作品を表彰する「第7回アジアン・アカデミー・クリエイティブ・アワード2024」の授賞式で（現地時間12月3日・4日開催）、俳優の鈴木亮平が、主演を務めたNetflix映画『シティーハンター』が、作品として3冠を達成した。

【写真】アジアベストドレッサー賞を受賞した鈴木亮平の全身ショット

　＜最優秀作品賞＞とあわせ、主演を務めた鈴木亮平が＜最優秀コメディ部門主演俳優賞＞と＜最優秀主演男優賞＞をダブル受賞（日本人初）。さらに鈴木は当日レッドカーペットを彩ったゲストの中から「アジアベストドレッサー賞」にも選ばれた。

　授賞式に参加した鈴木は、最優秀主演男優賞の受賞スピーチで、「『シティーハンター』の実写映画を作ることは、僕にとってまさに子どもの頃からの夢でした。この受賞に心から感謝するとともに、もし許されるなら、この場をお借りしていま夢に向かって頑張っている人たちへ伝えさせてください」と切り出し、「それは、夢はかなうということ」と、思いの丈を語った。

　「全部ではありませんが、かなう夢は確かにあります。その夢を心に強く願い、一心不乱に努力し続け、あきらめなければ、誰かがきっとあなたを見てくれています。そして準備ができた時に、チャンスはあなたの元にやってくるのです。だから、意志の力を信じて、夢を見続けましょう」と、力強いメッセージに会場も拍手喝采だった。

　授賞式直後の鈴木に改めて受賞の喜びを聞くと、「まさかの結末で本当に驚いております。もちろん俳優として頂いた賞もうれしいですが、なんと！＜最優秀作品賞＞いただきました…もうそれが何よりうれしいです。すぐに森田（望智）さんに、香（役名）さんに、“いただいたよ！”とメッセージを送りました。本当にありがとうございます！皆さんのサポートのおかげです」と、話した。

　さらに、「一番びっくりしたのはなんと私、今夜＜ベストドレッサー賞＞もいただきました（笑）。見てください！このタキシードです（笑）。スタイリストさんに感謝です。引き続き皆さん、『シティーハンター』を楽しんでください！ありがとうございます！」と、トロフィーを両手に抱えながら感謝の気持ちを伝えていた。

　日本発Netflix作品では、昨年（2023年）12月より配信されているNetflixシリーズ『幽☆遊☆白書』が、日本作品としては史上初となる＜最優秀視覚効果賞＞、今年7月より配信されている映画『屋根裏のラジャー』は＜最優秀アニメーション作品賞＞を受賞した。

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