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南沙良、役に決まった一つの質問 中川龍太郎監督「その言葉でお願いしたいと思った」

ABEMA オリジナルドラマ『わかっていても the shapes of love』東京藝大特別講義に登壇した(左から)中川龍太郎監督、南沙良 (C)ORICON NewS inc.
ABEMA オリジナルドラマ『わかっていても the shapes of love』東京藝大特別講義に登壇した(左から)中川龍太郎監督、南沙良 (C)ORICON NewS inc.
 俳優の南沙良(22)が23日、東京藝術大学上野キャンパスで開かれたABEMAオリジナルドラマ『わかっていても the shapes of love』東京藝大特別講義に登壇した。

【写真】サプライズプレゼントの蝶の彫刻に感激する南沙良

 今作では、美術大学で彫刻学科の助手として働く美羽を演じる南。中川龍太郎監督(34)は南について「もともと、15歳くらいの時から素晴らしい俳優さんということは業界でもよく知られていて、何度もいろいろなお話を伺って、存在は近しく感じてたんですけど」と前置き、「今回、決めるために、会って話さないと、本当にこの方でいいのかっていうお互いの相性もあると思うし」と初対面時の印象を振り返った。

 「会わせていただいた時に、そんなにしゃべるわけじゃない。俺もだけど、ずっと黙ってるわけにはいかないから、仕事だからいろいろしゃべるわけです」と回想。そして、「最後の最後に、南さんが“自分の人生で1番好きな本はどんな本ですか?”って聞いてくださったんですよ。それを聞いた時に、美羽っていうキャラクターが聞きそうな言葉だなって思って、それで南さんにお願いしたいなって」と南と美羽が重なったことを振り返り、「話してる中で、なんとなくそうしようと思ってたんですけど、特にその言葉でお願いしたいと思ったのが最初の印象でした」と語った。

 また、その際に哲学書を挙げたという中川監督が「絶対読まねえだろうな」と思ったことを告白すると、南は「買いました!」と明かした。「それはうれしい」と喜んだ中川監督だったが、「でも、読んではない」と鋭い指摘を放っていた。

 『わかっていても the shapes of love』は12月9日午後9時配信スタートで全8話の恋愛ドラマ。同名のwebtoonを基にした韓国ドラマNetflixシリーズ『わかっていても』を原案に、中川監督が恋をしたことのある誰もが共感できる「傷つくとわかっていても、愛に手を伸ばしてしまう人間の衝動」を描き出した。主演は横浜流星。

 鎌倉にある美術大学に特別講師として海外から赴任してきた漣(横浜)は、周囲の期待に応えるように一見器用に生きながらも、周りの人々に対しどこか諦めに近い感情を抱いていた。漣と同じ美術大学で彫刻学科の助手として働く美羽(南)は在学中に思うような結果を出せず、卒業後も彫刻家としての夢を諦められずに助手という形で大学に残りながら、海外渡航の道を探っていた。漣に憧れと嫉妬と悔しさを混ぜた感情をぶつける美羽に、漣も興味を持ち始める。

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提供:oricon news
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