ヴイストン
～ 電源が切れた状態で車輪を固定する安全機構 ～


メガローバーF120A（ブレーキオプション装着時）

　ヴイストン株式会社（本社：大阪府大阪市、代表取締役：大和信夫）は、研究開発用台車ロボット メガローバーF120A専用の「ブレーキオプション」を発売します。

■主な特徴
　ヴイストン株式会社製の研究開発用台車ロボットシリーズは、様々な研究・開発用途にて活用可能なロボットプラットフォームです。数多くのオプション類や複数種の車輪構造をラインナップしており、ROS（ROS 1、ROS 2）での制御が可能です。ファームウェアはArduino IDEで開発、実装が可能なほか、本体は改造が容易なアルミニウム製、可搬重量は約40kgあるいは約120kgを実現しており、自由な研究・開発を支援するための環境が揃っています。
　今回発売する「メガローバーF120A用 ブレーキオプション」は、可搬重量約120kgの「メガローバーF120A」に、車輪を固定するためのブレーキ機構を搭載する専用オプションです。メガローバーF120Aの本体で実現されている「位置制御によるブレーキ動作」に対して、本オプションでは電源オフ時にも車輪が固定されることが特徴で、安全機構として活用することができます。
　ヴイストン株式会社においては、本オプションの発売を通して、多様化する自動搬送・自律移動の分野における研究開発をいっそう促進すると共に、ユーザーニーズにきめ細かく対応可能な製品ラインナップをさらに拡大して参ります。


（１） 電源遮断時に車輪を固定するブレーキ機構
　メガローバーF120A用ブレーキオプションでは、メガローバーF120Aの車輪にある穴に対して、固定用のブレーキ部品を挿入することにより車輪を固定します。ソレノイドにより駆動されるブレーキ部品は、電源遮断時には挿入側（車輪を固定する側）に移動するため、バッテリーが切れた場合や不意の電源断などの際には、車輪が固定されることとなります（ブレーキオプションにより実現されるメガローバーF120Aの静止力については、路面状況などにより大きく影響を受けるため、製品として規定していません）。
　なお、メガローバーF120Aへの搭載重量が特に大きい場合や、ブレーキオプションによる車輪固定時に車体が傾斜している場合（平面でない場所で停止した場合）などに、稀にブレーキ部品の抜去がスムーズに行われないことがあります。また、走行時に急激なブレーキ動作が行われた場合に、メガローバーF120Aが急停止や転倒を起こす可能性もあるため、状況に即した適切な制御を実施してください。

メガローバーF120A用 ブレーキオプション（一部）


■本製品のYouTube動画
https://www.youtube.com/watch?v=bALkE7W_BLk



■販売について
　ヴイストン株式会社の公式Webショップ「ロボットショップ」にて販売します。本製品は「メガローバーF120A」本体ご注文時の有償オプションです。すでに「メガローバーF120A」をお持ちで、本製品の取り付けをご希望のお客様は、弊社担当までお問い合わせください。

・メガローバーF120A用 ブレーキオプション / 1式：110,000円（10％消費税込み）
　商品ページ： https://www.vstone.co.jp/robotshop/index.php?main_page=product_info&products_id=5405

■本件に関するお問い合わせ先
ヴイストン株式会社
〒555-0012　大阪府大阪市西淀川区御幣島 2-15-28
E-mail: infodesk@vstone.co.jp
https://www.vstone.co.jp/



ヴイストン、Vstone、Robot Shop（ロボットショップ）は、ヴイストン株式会社の登録商標です。
Arduinoは、Arduino AGの登録商標です。ROSは、Open Source Robotics Foundation, Inc.によるオープンソースのプロジェクトです。
その他、記載されている製品名などの固有名詞は、一般に各社の登録商標または商標です。
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