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楽しい文化祭しよう 高校生が学校の枠超え、12月に和歌山県田辺市で開催

おむすびを試作するユースフェス実行委員会メンバー(和歌山県田辺市湊で)
おむすびを試作するユースフェス実行委員会メンバー(和歌山県田辺市湊で)
 和歌山県田辺市や周辺市町の高校生が、学校の垣根を超えた文化祭「ユースフェス」を12月に田辺市で開催する。「高校生が今やりたいことを、思いっきり楽しもう」をテーマに、飲食の販売や研究発表などを予定している。


 高校生のワークスペース「トウザン荘」(田辺市下屋敷町)を拠点に田辺、南紀、神島、田辺工業、熊野、日高の6校の有志が実行委員会を立ち上げ、35人が参加している。運営資金は地域の企業などから協賛を募った。

 イベントでは地元居酒屋と共同開発した料理の販売、ピンボールなどのゲーム体験、地域の祭りや空き家、国際交流などをテーマにした探究学習の発表などを企画。各担当グループが準備を進めている。

 飲食グループは14日、田辺市湊の居酒屋で5種類のおむすびを試作、試食した。目玉は、ミカンジュースで炊き上げたご飯にしらすや梅干しを入れた「ミカンむすび」。大学芋などスイーツ作りも計画している。

 田辺高3年の大木彩加さんは「ミカンおむすびは味が心配だったけど、おいしくできた。香りが良くて、見た目もかわいい。同世代をはじめ、多くの人に味わってもらいたい。自信を持って薦められる」と話した。

 友達に誘われて参加したという南紀高2年の古田温希さんは「いろいろな学校の生徒と話せて楽しい。全員が集まることはなかなかないけれど、SNSで情報共有しながら進めている。本番までもうすぐ。とにかく楽しみで、多くの人に来てほしい」と意気込んだ。

 ユースフェスは12月22日、JR紀伊田辺駅前の田辺エンプラスで開催予定。

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