弘前大学附属図書館で「短歌づくりワークショップ」を開催 ― 学生・教職員約30名が参加し、短歌の鑑賞や創作を楽しむ
弘前大学(青森県弘前市)は11月6日、附属図書館において「短歌づくりワークショップ」を開催した。これは、読書週間にあわせたイベントで、学生や教職員約30名が参加。人文社会科学部の片岡美有季助教と教育学部の帆苅基生助教を講師に迎え、現代短歌の解説とともに、五七五七七のリズムにのせた短歌の創作に挑戦した。参加者は自由な発想と表現で短歌づくりを楽しみ、その奥深い世界に引き込まれる時間となった。
「短歌づくりワークショップ」は、読書週間連動企画として、附属図書館1Fグローバル・スクエアにおいて開催。講師を務めた片岡助教と帆苅助教は日本近現代文学を専門としており、毎月、図書館で購入する小説・文芸書の選定を行っている。
当日は、片岡助教と帆苅助教が、それぞれ選んだ寺山修司らの短歌について解説した後、参加者が短歌づくりに挑戦。身近にあるものを題材として五七五七七のリズムに乗せ、自由な発想と比喩表現で、思い思いに短歌を詠んだ。
時間いっぱいを使って一首に思いを込める人もいれば、二首三首と次々に短歌を詠む人もいて、ホワイトボードは多くの作品で埋められていった。
最終的にホワイトボード一面に張り出された短歌を、講師の2名が交互に一首ずつ選んで紹介しながら講評し、参加者はその作品が織りなす情景を思い浮かべながら鑑賞した。
短歌を詠んだ人が込めた思いと、それを鑑賞した際の感じ方は、人それぞれ。参加した約30名の学生・教職員は、その奥深い世界に引き込まれながら、短歌づくりを楽しんだ。
【ワークショップで参加者が詠んだ短歌】
「Excelの 空白セルを とおくまで スクロールすれば 新しい銀河」
・講評:Excelは、ふだん数値データや計算処理を行うための無機質なツールとして捉えがちですが、スクロールしてもスクロールしても果てが見えない表そのものに宇宙の無限の世界を見る視点がとても面白い。
(参考:弘前大学公式サイト内)
・附属図書館で「短歌づくりワークショップ」を開催しました
https://www.hirosaki-u.ac.jp/topics/98807/
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