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長塚京三「まるで私を当て込んだ作品」オファーを快諾 吉田大八監督も想定していたことを明かす

映画『敵』舞台あいさつに登壇した長塚京三 (C)ORICON NewS inc.
映画『敵』舞台あいさつに登壇した長塚京三 (C)ORICON NewS inc.
 俳優の長塚京三(79)が4日、都内で開かれた映画『敵』の上映後舞台あいさつに登場し、オファーを受けた時のことを振り返った。

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 吉田大八監督自ら脚本を持ってオファーの要請を受けたと言う長塚は「お話自体が私を当て込んで作ったよう。即答でお受けいたしました」と語った。

 それを受けて、吉田監督も「当初は原作の筒井康隆先生を頭に浮かべていただが、誰に演じてもらおうと考えた時に長塚さんが思い浮かび、動き始めたら止まらなくなった」と長塚を想定していたことを明かした。さらに、長塚の書籍を読んだことで「儀助がここにいるという確信を得た」と振り返り、儀助の考え方や振る舞い方に影響を及ぼしたことを打ち明けた。

 小説家・筒井康隆氏が1998年に執筆した同名小説が原作。『桐島、部活やめるってよ』や『騙し絵の牙』を手掛けた吉田大八監督が、原作を忠実に表現しつつ、映画独自の手法を生かして映画化した。

 元大学教授の渡辺儀助(長塚)は妻に先立たれ、残された預金を計算し、人間関係を生産し、慎ましく生きている。だが、ある日、書斎にあるパソコンの画面に「敵がやって来る」という不穏なメッセージが流れてくる。「第37回東京国際映画祭」でワールド・プレミア上映された。

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提供:oricon news
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