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朝ドラ新ヒロイン・高石あかり、大阪の大歓迎に涙→全力ピース 異例の全国生中継&現場にも200人超

大阪の大歓迎に涙した高石あかり (C)ORICON NewS inc.
大阪の大歓迎に涙した高石あかり (C)ORICON NewS inc.
 NHK大阪放送局は29日、来秋スタートの2025年度後期(大阪制作)連続テレビ小説『ばけばけ』のヒロイン役に高石あかり(※高=はしごだか)が決まったと発表した。高石らが大阪市内の同局で会見に臨み、“異例”の大歓迎となった。

【写真】会見で号泣…朝ドラヒロイン決定を喜ぶ高石あかり

 連続テレビ小説第113作目となり、『阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし』『デザイナー渋井直人の休日』『きょうの猫村さん』をはじめ、演劇ユニット「切実」、舞台「muro式」などの脚本家・ふじきみつ彦氏が、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の妻・小泉セツさんをモデルにフィクションとして書き下ろす。

 ヒロイン・松野トキ役と、その相手役となる外国人英語教師の役は、いずれもオーディションで決定・高石は、ヒロン役3度目の挑戦で、2892人の中から選ばれた。制作統括の橋爪國臣氏とふじき氏、自信のキャスティングとなった。

 そのお披露目会見は、『列島ニュース』で全国生中継という異例の体制。さらに、会見場となったスタジオには、大阪放送局「BK」の局員らが集結した。司会の小山径アナウンサーが「こんなにもというのは私も初めて」と驚くほどの人数で、200~300人とも推定され、“BK総力を挙げて”新ヒロインを大歓迎となった。

 ふじき氏は、BKの印象について「めちゃくちゃあったかい」と感謝しつつ、「AK(東京)があったかくないという意味ではないですよ」と苦笑い。

 ヒロイン役が決まり「家族になりたい」と意気込む高石は、白の和装で登場すると、すぐに涙を見せた。夢のステージから見た光景に、同局制作の『わたしの一番最悪なともだち』などで親しんだスタッフもいたことが理由の一つのよう。

 涙のあとには、大阪の印象を聞かれてオーディションを振り返り「熱量、自由さ、明るいエネルギーみたいなものに私はすごく救われながら演じることができていて、私は人がすごく好きです」とにっこり。たこ焼きトークで具体的な“店舗名”を漏らし、笑いも誘った。

 登場の場面では、スタッフらから「よっ!高石!」と声援。フォトセッションでは高石がスタッフに満面の全力ピースで応え、笑顔が広がった。

■『ばけばけ』
明治時代の松江。松野トキ(まつの・とき)は、怪談話が好きな、ちょっと変わった女の子。松野家は上級士族の家系だが、武士の時代が終わり、父が事業に乗り出すものの失敗し、とても貧しい暮らし。世の中が目まぐるしく変わっていく中で、トキは時代に取り残されてしまった人々に囲まれて育ち、この生きにくい世の中をうらめしく思って過ごす
極貧の生活が続き、どうしようもなくなったトキのもとに、ある仕事の話が舞い込む。松江に新しくやってきた外国人英語教師の家の住み込み女中の仕事です。外国人が珍しい時代、世間からの偏見を受けることも覚悟の上で、トキは女中になることを決意。その外国人教師はギリシャ出身のアイルランド人。小さい頃に両親から見放されて育ち、親戚をたらい回しにされたあげく、アメリカに追いやられ、居場所を探し続けて日本に流れ着いたのだった。
トキは、初めは言葉が通じない苦労や文化の違いにも悩まされる。ところが、互いの境遇が似ていることに気が付き、だんだんと心が通じるようになる。しかも、2人とも怪談話が好きだった。
へんてこな人々に囲まれ、へんてこな2人が、夜な夜な怪談話を語り合うへんてこな暮らしが始まる。

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