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没後10年・高倉健と銀幕で再会 出演映画19本 東映直営館で最後の一挙上映【11月7日~22日】

高倉健さん(『網走番外地 北海篇』オフショット)(C)東映
高倉健さん(『網走番外地 北海篇』オフショット)(C)東映
 2014年11月10日に83歳で高倉健さんが亡くなってから間もなく10年。「没後10年 高倉健特集 銀幕での再会」として、日本が生んだ永遠不滅の大スター・高倉健が出演する映画の特集上映が、11月7日から22日までの16日間、東京・丸の内TOEIで開催される。来年、閉館が決まっている東映最後の直営館・丸の内TOEIのスクリーンでの「高倉健特集」はこれが最後になる。

【画像】上映予定の作品(一部)のビジュアル

 「東映ニューフェイス」2期生として、1956年1月29日公開『電光空手打ち』『流星空手打ち』の主演でデビューした高倉健。その後『日本侠客伝』『網走番外地』『昭和残侠伝』といったシリーズもののほか、主演・助演問わず数多くの作品に出演。東映独立後も『幸福の黄色いハンカチ』や『野性の証明』『八甲田山』『南極物語』などの超大作、『ブラック・レイン』『ミスター・ベースボール』などのハリウッド映画も含め、『あなたへ』を遺作に205本の映画作品を遺した。

 亡くなった直後に急きょ開催された丸の内TOEIでの追悼上映会の開映直前には「よっ、健さん、待ってました!」と声があがり、終映後には客席からの大きな拍手が鳴りやまなかったことも。

 今回の高倉健没後10年企画では、これまでデジタル上映されなかった『花と嵐とギャング』『悪魔の手毬唄』『ジャコ萬と鉄』『狼と豚と人間』『山口組三代目』『現代任侠史』など10本の初デジタル上映作品をはじめ、鶴田浩二、藤純子の主演作品に客演した「脇役でも輝く健さん」作品、また東宝・松竹・KADOKAWA配給作品も含む19作品をデジタル上映する。

 きょう(28日)から日比谷周辺で始まる「第37回東京国際映画祭」でも日本映画クラシックス部門で、東映やくざ映画シリーズのそれぞれ第1作である『日本侠客伝』と『網走番外地』を上映。

 そのほか、DVDソフトの発売、東映チャンネル、日本映画専門チャンネル、BS12などのCS、BS放送での特集放送、各種配信サービスでの配信、よみうりギャラリーでの没後10年展、文春ギャラリーの写真展など数々の企画や催しが予定されている。

■「没後10年 高倉健特集 銀幕での再会」上映作品(全19本、公開日順、日付は封切り公開日)

『花と嵐とギャング』(1961年6月23日)監督:石井輝男(※初デジタル化)
『悪魔の手毬唄』(1961年11月15日)監督:渡辺邦男(※初デジタル化、高倉健が従来のイメージとは全く違う金田一耕助を演じた。第二東映製作配給)
『人生劇場 飛車角』(1963年3月16日)監督:沢島忠(※主演:鶴田浩二)
『ジャコ萬と鉄』(1964年2月8日)監督:深作欣二(※初デジタル化)
『狼と豚と人間』(1964年8月26日)監督:深作欣二(※初デジタル化)

『網走番外地』(1965年4月18日)監督:石井輝男
『網走番外地 北海篇』(1965年12月31日)監督:石井輝男(※初デジタル化)
『緋牡丹博徒』(1968年9月14日)監督:山下耕作(※初デジタル化、主演:藤純子)
『ごろつき』(1968年10月12日)監督:マキノ雅弘(※初デジタル化、菅原文太共演)
『日本侠客伝 花と龍』(1969年5月31日)監督:マキノ雅弘(※初デジタル化)

『昭和残侠伝 死んで貰います』(1970年9月22日)監督:マキノ雅弘
『山口組三代目』(1973年8月11日)監督:山下耕作(※初デジタル化、菅原文太共演)
『現代任侠史』(1973年10月27日)監督:石井輝男(※初デジタル化)
『新幹線大爆破』(1975年7月5日)監督:佐藤純彌
『幸福の黄色いハンカチ』(1977年10月1日)監督:山田洋次(※配給:松竹)

『野性の証明』(1978年10月7日)監督:佐藤純彌(※配給:KADOKAWA)
『駅 STATION』(1981年11月7日)監督:降旗康男(※配給:東宝)
『夜叉』(1985年8月31日)監督:降旗康男(※配給:東宝)
『鉄道員(ぽっぽや)』(1999年6月5日)監督:降旗康男

※入場料金、各作品のタイムテーブル等、詳細は丸の内TOEIホームページに順次掲載。

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提供:oricon news
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