27日投開票の衆院選和歌山２区で、自民党を離党し参院からくら替えした世耕弘成氏（61）＝無所属＝が当選を確実にした。

　２区には二階俊博元自民党幹事長の三男、伸康氏（46）が党公認で立候補。保守分裂の激しい選挙戦を繰り広げてきた。前参院議員として26年間の政治実績を訴えた世耕氏が二階氏を振り切った。

　今回の選挙から県内の小選挙区は「１０増１０減」の区割り変更で「３」から「２」に削減。１区は和歌山市、岩出市、紀の川市、２区はその他の２７市町村となった。２区には世耕氏、二階氏のほか共産の楠本文郎氏（７０）、立憲民主の新古祐子氏（５２）、諸派の高橋秀彰氏（４２）が立候補していた。