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北村匠海、初監督作品「難産でした」 次回作に意欲「実は書いていたりするんです」

『SSFF & ASIA 2024 秋の国際短編映画祭』ショートフィルム『世界征服やめた』ワールドプレミア上映イベントに登壇した北村匠海 (C)ORICON NewS inc.
『SSFF & ASIA 2024 秋の国際短編映画祭』ショートフィルム『世界征服やめた』ワールドプレミア上映イベントに登壇した北村匠海 (C)ORICON NewS inc.
 俳優の北村匠海(26)が27日、都内で行われた映画『世界征服やめた』(2025年2月公開)ワールドプレミア上映イベントに出席。初めて企画・脚本・監督を務めた今作について「難産でした」と振り返った。

【写真】北村匠海、萩原利久、藤堂日向が登壇 ワールドプレミア上映イベントの模様

 今作が始動したのは2021年3月だったそう。「映画を作りたいというところから、最初はプロットから入ってスタートしたのですが、こんなにたくさん脚本を読んできたのに自分が書くとなるとすごく難しくて。難産でした」と振り返った。音楽活動時には、移動などをしながら歌詞を書いている北村だが、今作は「熟考しながらでしたし、逃げちゃだめだと思いながら書きました」と明かした。

 さらに「最初は5分の脚本でした」と告白。「その後、長編はどうかと話しが来て、1時間半で書いたんです。自分は裏側を知らないので、どれくらいの予算がかかるのかわからなかったんです。これは無理だってなって。『すべてを無視して好きな尺で思いのままに書いて』って言われて(最終稿が)30分の脚本なんです」と経緯を説明し、「現場で撮り進める中で、気付けば51分になっていました。自分が長く(カメラを)回すから」と語った。

 MCから次回作への思いを問われると「実は書いていたりするんです」と含み笑い。「実現するかはわからないですが、蓄えとして書いているものがあるので、ライフワークとして続けていこうとは思います」と前向きな姿勢を見せた。

 今作は、北村の初監督作品となる。独特な言葉のセンスとパフォーマンスで注目をあびながら、2011年6月23日に不慮の事故でこの世を去ったポエトリーラッパー・不可思議/wonderboyの代表的な楽曲のひとつである「世界征服やめた」に強く影響を受けた北村が、同楽曲からインスパイアされて脚本を書き下ろし、自らメガフォンをとった短編映画となる。

 内向的な社会人の主人公・彼方を萩原利久が演じる。彼方の人生に影響を与える同僚の星野は、北村監督が才能にほれ込んでオファーした藤堂日向が演じる。彼方が通う店の店長は、北村の監督デビュー作を応戦するために井浦新が友情出演する。

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提供:oricon news
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