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ハリー・ポッターの体験型施設「スタジオツアー東京」初のコスプレアワード受賞者を直撃

「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 - メイキング・オブ・ハリー・ポッター」で「コスプレアワード2024」初開催
「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 - メイキング・オブ・ハリー・ポッター」で「コスプレアワード2024」初開催
 ハロウィーン(10月31日)間近の25日、東京・練馬の豊島園にある「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 - メイキング・オブ・ハリー・ポッター」(以下、スタジオツアー東京)で、「コスプレアワード2024」表彰式が行われた。受賞者に、スタジオツアー東京でどのようにコスプレを楽しんでいるのか聞いた。

【画像】「コスプレアワード2024」受賞者などの写真

 スタジオツアー東京では、公式X&インスタグラムで、初の写真投稿キャンペーン「コスプレアワード2024」を9月18日~10月6日まで実施。応募作品は630件の中からファイナリスト20人を選出。映画『ハリー・ポッター』シリーズの衣装チームで活躍したコスチューム・デザイナーのローラン・ガンシー氏を審査員として招き、ファイナリストの中から「おもしろ賞」、「クリエイティブ賞」、「キャラクター再現賞」の各受賞者を決定した。

 表彰式には、ファイナリストと映画『ハリー・ポッター』『ファンタスティック・ビースト』シリーズのキャラクターに扮したコスプレに身を包んだ約140人のファンも招待され、特別な夜を楽しんだ。

 審査員を務めたローラン氏は、「本当に素晴らしい作品が集まり、選ぶのに非常に悩みました」「本日皆様が身に着けているコスチュームにも、それぞれの工夫と努力が感じられ、非常に感動しています」と、それぞれのコスプレのクオリティーの高さに目を見張っていた。

■コスプレ仲間と撮ったコミカルな動画が「おもしろ賞」

 「おもしろ賞」を受賞したのは、魔法薬学を教えるスネイプ先生の仮装をした「えいきち」さん。ハリー・ポッター、ロン・ウィーズリーの仮装をした友人たちと、スタジオツアー東京内で撮影したコミカルな動画を投稿した。ローラン氏は、「この動画を見たときは、純粋に笑ってしまい、再現したシーンがとても魅力的だったので選出しました」とコメント。

 スネイプ先生のコスチュームは、米国のユニバーサル・スタジオ・フロリダで販売している公式商品を取り寄せたもの。「ハリー・ポッターが大好きな友達たちがたくさんいて、協力して撮りためた写真がいっぱいあったので、応募しました。スタジオツアー東京は、きょうで4回目。映画と同じセットで撮影できるというのがコスプレイヤーにはたまらない魅力です。まだまだクオリティーに満足していないので、よりより動画や写真を撮りに、また来たいと思っています」と話していた。

■生地から作ったワンピースに「クリエイティブ賞」

 「クリエイティブ賞」を受賞した「naho」さんは、ファブリックプリントサービスを使って、シリウス・ブラックの自宅にある「ブラック家の家系図」(『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』に登場)で生地をつくり、ワンピースに仕立てた個性的な服装で来場。ローラン氏から「アイデアが本当に素晴らしく、まるでタペストリーから飛び出してきたような姿にひかれました」と絶賛された。

 服をつくる仕事をしている「naho」さんは、「他人と被るのが好きではなく、自分にしかできない何かをしたいと思って。売り物ではない、自分が着るためのものだから、好きが爆発しちゃっている感じです。(“自分が着たい服”が評価されて)びっくりしましたが、うれしかったです」と話していた。スタジオツアー東京は今回で3回目。自作の服を披露する場でもあり、新たな創作意欲を与えてくれる場でもあるという。

■ニュート・スキャマンダーになりきり「キャラクター再現賞」

 「キャラクター再現賞」は、映画『ファンタスティック・ビースト』シリーズの主人公、ニュート・スキャマンダーの仮装をした「サク」さんが受賞。ローラン氏は「布の選び方や色味、パンツの丈など、細部へのこだわりに感動し、選出しました」と評した。

 特にブーツは、劇中でニュートが履いているのと同じヴィンテージブーツを探し出し、それが黒革だったため、茶色に染め上げた。ニュート愛用のトランクの中には、ニュートの魔法省のIDや魔法動物ニフラーも。見えないところまで“再現”していた。

 「実写作品のキャラクターのコスプレはいかに本物に近づけるか」にこだわっているという「サク」さん。昨年6月に開業したばかりのスタジオツアー東京に、すでに17回来館(今回を含む)。ほかに映画『ハリー・ポッター』シリーズのトム・リドル、舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』のスコーピウス・マルフォイのコスプレ・レパートリーを持っているという。「コスプレに費用はかかりますが、一度そろえてしまえば、何度でも楽しめる。長い目で見ればコスパは悪くないと思っています」とその魅力を語っていた。

■惜しくも受賞は逃したけれど…「ハグリッドのケーキ」ドレス

 受賞は逃したものの、会場でひと際目立っていたのは、「ハグリッドのケーキ」と題したピンクのドレスを着た「あおい」さん。スタジオツアー東京は今回が2回目。既製品のドレスに、映画『ハリー・ポッターと賢者の石』の中でハグリッドがプレゼントしたハリーのバースデーケーキと同じ文字が毛糸で刺繍されている。

 「ケーキ屋さんでキャラクターがドレスを着ているかのようなケーキを目にして」ひらめいたという。「もともと裁縫が好きで、体調を崩して自宅療養中に家の中でできることをやってみました」。手に持っていたバックは完全手作り。応募した写真もまるでケーキのように撮影されていて、徹底したこだわりに感服するばかりだ。

 スタジオツアー東京は、さまざまな職人たちの手仕事、現場での創意工夫が凝らされた映画の舞台裏の秘密を体験する場所。手仕事や創意工夫を伴うコスプレとの相性の良さを実感した。

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