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クミコ・松田美由紀・松村雄基らが集結 シャンソンの名曲を歌い継ぐ

『ニッポン・シャンソン・フェスティバル2024』が東京国際フォーラムにて開催
『ニッポン・シャンソン・フェスティバル2024』が東京国際フォーラムにて開催
 日本でシャンソンの名曲を歌い継ぐべく集結した歌手によるコンサート『ニッポン・シャンソン・フェスティバル2024』が23日、東京国際フォーラム・ホールCで開催。今年6月にBS朝日で放送された特別番組『ニッポン・シャンソン』から派生したコンサートで、総勢7組が約2時間に渡って歌声を披露した。

【写真】圧巻のステージで魅了!『ニッポン・シャンソン・フェスティバル2024』で歌唱したクミコ

 オープニングでは、シャンソン歌手のソワレが登場し、越路吹雪が歌った「Ma Vie」を情熱的に披露。続いてクミコが登場し「アプレ・トワ」を感情豊かに歌い上げ、会場からは大きな拍手が巻き起こった。クミコは「シャンソンを身近に思って帰ってもらいたい」と観客にメッセージを送り、長年シャンソンに取り組んできた思いを語った。

 続いて、松田美由紀がフランスの名曲「孤独」と「黒い鷲」を歌唱。俳優としての活動が知られる松田だが、2019年から歌手としても本格的に始動し、今回は夫で俳優の故・松田優作に捧げる思いを込め、特別な選曲である「黒い鷲」を熱唱。観客を映画のような幻想的な世界観に引き込む迫力のステージとなった。

 俳優の松村雄基もシャンソンに挑戦し「マイ・ウェイ」と「そして今は」を披露。舞台で鍛え上げた力強いパフォーマンスと彼独自の真摯な歌声で会場を沸かせ、「絶望の歌だが、その中に希望が見える」と楽曲に込めた思いを語り、観客に強い印象を与えた。

 大トリを飾ったのはシャンソン歌手・クミコ。越路吹雪やシャルル・アズナヴールが生誕100周年を迎える本年、シャンソンの名曲「愛しかない時」と「愛の讃歌」でフィナーレを飾った。特に「愛の讃歌」は、セリーヌ・ディオンがエッフェル塔を背景に歌唱し話題を集めた曲であり、観客も心を揺さぶられるひとときとなった。

 クミコは12月に特別公演『クミコ 70's Anniversary 有楽町の4Days』を開催することも発表。日替わりでゲストが出演し、歌とトークのバラエティーショーや特別コンサートなど、連日異なる内容の公演でファンを楽しませる予定だ。

■出演者
クミコ/松田美由紀/松村雄基/安蘭けい/日野真一郎(LE VELVETS)/ア・ラ・シャンソン[きゃんひとみ&メイリー・ムー(星屑スキャット)&ソワレ]/レジョン・ルイ
バンドメンバー:大貫祐一郎(音楽監督/Pf.)/佐藤慎一(Ba.)/佐藤直子(Dr.)/長崎祥子(Syn.)※崎=たつさき/渡辺具義(Gt.)/太田惠資(Vn.)*松田美由紀サポート

■セットリスト(曲名/歌唱者) ※歌唱順
「MaVie」ソワレ(ア・ラ・シャンソン)
「アプレ・トワ」クミコ
「残されし恋の後には」レジョン・ルイ
「群衆」レジョン・ルイ
「越路吹雪メドレー」ア・ラ・シャンソン
(ラストダンスは私に~ミロール~誰もいない海~チャンスが欲しいの~ラストダンスは私に)
「あなたに首ったけ」ア・ラ・シャンソン&クミコ
「わが麗しき恋物語」クミコ
「孤独」松田美由紀
「黒い鷲」松田美由紀
「帰り来ぬ青春」日野真一郎
「青春の旅立ち」日野真一郎
「マイ・ウェイ」松村雄基
「そして今は」松村雄基
「サン・トワ・マミー」安蘭けい
「水に流して」安蘭けい
「時は過ぎてゆく」クミコ
「愛しかない時」クミコ
「愛の讃歌」クミコ
「ケ・サラ」ALL

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