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国土交通省の新技術情報提供システム「NETIS」に登録

太陽工業株式会社
膜素材を用いた常設足場「サン・ステラス」




 大型膜面構造物(テント構造物)や土木・物流資材などを手がける太陽工業株式会社(東京本社:東京都世田谷区、大阪本社:大阪市淀川区、社長:能村 祐己)は、橋梁の点検・メンテナンスを容易にする膜素材を用いた常設足場「サン・ステラス」を、2023年11月より販売開始しました。この「サン・ステラス」がこのほど、国土交通省の新技術情報提供システム「NETIS*」に登録されました。



■NETIS登録概要
・登録番号 KK-240053-A
・技術名称 透光パネル式常設足場「サン・ステラス」
・アブストラクト 本技術は、[福智1] [TK2] 橋梁の主桁間に設置可能な常設足場であり、
透光性を有した材料を使用し作業空間に光が入ることで点検時の視認性・
作業性・作業環境の改善が期待できる。
・掲載URL 国土交通省 新技術情報提供システム「NETIS」
https://www.netis.mlit.go.jp/netis/pubsearch/details?regNo=KK-240053



■膜素材を用いた常設足場「サン・ステラス」
 サン・ステラスは光を取り込み、紫外線をカットでき、耐燃焼性の高い膜材をはじめ、格子状のFRPやPVCプレートなどの複数部材で構成されたハイブリッドパネルです。安全性に配慮した全面フラットで明るい床面をもつ常設足場で、脚立や台車を使用した作業もでき継続的な点検・メンテナンスの作業効率が飛躍的に向上します。サン・ステラスで橋梁を覆うことで、紫外線や飛来塩分から守り、メンテナンス作業そのものを大幅に低減[福智3] [TK4] し,橋梁の長寿命化を可能にします。また、橋梁の側面は膜構造との組合せで、曲線形状を表現することも可能なため、夜間はライトアップにより、周辺環境に調和した美しい空間を演出できます。
 なお、サン・ステラスは、本州四国連絡橋をはじめとして日本各地の長大橋や特殊橋の設計に携わってきた株式会社長大(本社:東京都中央区、代表取締役社長:野本 昌弘)の技術協力を得て開発したものです。


□橋梁内部(点検空間)の明るさ



 サン・ステラスを設置した橋梁内部の照度を計測すると、晴天時、点検空間は300lx、最大で500lx程度の照度が確保されました。これは厚生労働省が規定する「付随的な事務作業(文字を読み込む必要のない作業)」の作業照度に相当することから、晴天時にはライトで照らす必要はありません。


□高い耐久性
 サン・ステラスに使用している膜材はフッ素樹脂+ガラス繊維平織物からなり、高い耐燃性を有します。
 また、耐久性に優れ、歩行、落下物、経年の繰り返し荷重に対する安全性も検証確認しています。


※建新技術情報提供システム「NETIS:New Technology Information System」とは、国土交通省が新技術の活用のため、新技術に関わる情報の共有及び提供を目的として整備したデータベースシステムのことです。インターネットで一般にも公開されており、有用な新技術の情報を誰でも容易に入手することが可能です。

■太陽工業株式会社について
太陽工業は、経済性、施工性、透光性、デザイン性に優れた大型膜面構造物のリーディングカンパニーです。「膜の無限の可能性を引き出し、お客さまに感動と快適な環境をお届けします。」の企業理念のもと、軽くて丈夫な素材の特性を活かし、巨大ドームの屋根に象徴される各種建築事業をはじめ、土木や物流、さらには環境分野などにも事業を展開し社会の安全・安心を支えています。
イベントコンサルティングのTSP太陽株式会社ならびに施設運営のアクティオ株式会社をはじめとするグループ会社とともに「世界を、やわらかく。未来を、あたたかく。」することを目指しています。
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