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水原希子、初共演の井浦新は「天使です」

映画『徒花‐ADABANA‐』完成披露舞台あいさつに出席した(左から)井浦新、水原希子 (C)ORICON NewS inc.
映画『徒花‐ADABANA‐』完成披露舞台あいさつに出席した(左から)井浦新、水原希子 (C)ORICON NewS inc.
 俳優の井浦新、水原希子が3日、都内で行われた映画『徒花‐ADABANA‐』(18日公開)の完成披露舞台あいさつに出席した。

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 本作は、甲斐さやか監督の最新作となる日仏合作映画。ウイルスの蔓延で人口が激減し、延命措置として上層階級の人間だけに自分と同じ見た目の「それ」の保有が許された。「それ」は、自分と同じ姿をしながらも、異なる内面を持ち、純粋で知的であった。「それ」と対面した主人公・新次は、次第に「それ」を殺してまで、自分は生きながらえるべきなのか、心が乱されていく。

 今回、主人公・新次と、同じ見た目を持つ「それ」の一人二役に挑戦した井浦は、オファー当初の心境に話が及ぶと「具合が悪くなりました(笑)。台本をいただく前に監督の頭の中にある構想を聞かせていただいたのですが、話が進むにつれ『これ確実に二役だよな』って」と正直に振り返った。

 「一人二役の経験がなかった」という井浦だが「絶対にやりがいしかないだろうと思いましたし、甲斐監督の作品に没入するというのは俳優として幸せを感じる。それがどれだけ苦しくて、具合悪くて、痛くても。それが喜びへと変わっていく経験をかつてさせていただいた」との思いから難役を引き受けたといい、「今回も甲斐監督のもとでめちゃくちゃやらせてもらえるんだろうなと。そのうれしさも感じながら、不安しかなかったりもしました」と胸の内を明かした。

 そんな井浦と初共演となったのが、臨床心理士・まほろ役の水原。「井浦さんは天使です」とリスペクトのまなざしを向けると「演じたまほろちゃんは複雑な子だったので、自分の中でも葛藤があったんですけど、井浦さんがスッと寄り添ってくれて『大丈夫だよ』と声をかけてくれました。そう言ってくださる度に力を抜くことができました」と感謝の思いを口にしていた。

 舞台あいさつにはそのほか、三浦透子、斉藤由貴、永瀬正敏、甲斐さやか監督が出席した。

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提供:oricon news
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