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マイケル・キートン『ビートルジュース』続編で「みんなをガッカリさせることだけは避けたいと思った」

マイケル・キートンがビートルジュースを再演=『ビートルジュース ビートルジュース』(9月27日公開)(C)2024 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
マイケル・キートンがビートルジュースを再演=『ビートルジュース ビートルジュース』(9月27日公開)(C)2024 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
 『チャーリーとチョコレート工場』、『アリス・イン・ワンダーランド』のティム・バートン監督の最新作『ビートルジュース ビートルジュース』が9月27日に公開。『ビートルジュース』(1988年公開)の36年ぶりの続編で再び主演を務めたマイケル・キートンは、「みんなをガッカリさせることだけは避けたいと思った」とオンラインインタビューで明かした。

【画像】『ビートルジュース ビートルジュース』場面&メイキング写真

 人間と結婚し、死後の世界から人間界へ移り住みたいビートルジュース(マイケル・キートン)が、人間のリディア(ウィノナ・ライダー)に結婚を迫って大騒動を巻き起こしたホラーコメディ『ビートルジュース』(1988年公開)の35年後の物語が描かれる。死後の世界ではビートルジュースへの復讐に燃える元妻ドロレス(モニカ・ベルッチ)が復活、人間の世界ではリディアの一人娘アストリッド(ジェナ・オルテガ)が死後の世界に囚われてしまう。今度こそリディアとの結婚を成就させたいビートルジュース、娘を助け出したいリディア、はたしてハロウィンの夜に訪れる結末とは――。

――久々にビートルジュース役を演じる上で、役作りなどありましたでしょうか?また、ティム・バートン監督と改めて役柄について話をしたりしたのでしょうか?

【マイケル】いや、改めて役柄について話はしなかった。この作品をまたやろうか、やるべきじゃないか、ということは、何年も彼と話してきた。そして、いよいよ、次回作を作ろうという決断がなされた時、あとは、どうやって仕事をやっていくか、という話題だけだった。

 実際に仕事を始める前に、僕はまずオリジナル映画をもう一度、観ることがもっとも重要、と思った。僕の記憶を呼び覚ますためにね(笑)。で、僕は、ああ、覚えている、これをどうやるか覚えているぞ、と思ったんだ。この役柄をまた、やり遂げることができるかどうかは、わからなかった。現場にやってきて、みんなをガッカリさせることだけは避けたいと思った。

――役作り自体は、あなたにとっては容易であったのでしょうか。

【マイケル】そうだね、少しはね。一度、軌道に乗ったら、あとは簡単だった。

――CGを多用しない手作り感がある雰囲気も残している本作ですが、お気に入りのシーンなどありますでしょうか?

【マイケル】特別にこのシーンというのはなくて、全てのシーンが好きだった。本当によくできた学校(笑)の文化祭企画みたいな感じなんだ。才気あふれる最高に優れたキッズたちが作り出すようなシーン!それが、僕が気に入るところでもあった。手作り感のある感じが好きなんだ。

――新たにチャレンジングだったことはありますか?

【マイケル】うーん、そんなになかった。

――前作のメンバーはそのままに、新たなメンバーも加わりさらに賑やかな作品になりました。現場の雰囲気や共演した感想はいかがでしたか?

【マイケル】最高に楽しかったよ。一緒のシーンはそんなにはなかった。僕の役柄は勝手に自分一人で何かをやらかしていたからね。でも、キャサリン(・オハラ)とは今回、ほんの少しだけ、ちょっとした共演シーンがあった。そして、ウィノナ(・ライダー)ともね。ウィレム・デフォーやほかの役者たちとも共演できたし、それぞれみんなが楽しい時間を過ごす現場だった。

――『ビートルジュース』から30年以上が経ち、あなたもティム・バートン監督の関係性から変化はあったのでしょうか?

【マイケル】いや、なんの変化もない。それが、素晴らしい点なんだよ。ずっと同じ関係でい続けること。変わったものがあるとしたら、以前より良くなったということだけ。簡単になったということ。お互いの意志が即、伝わるから。

 この作品は特に、それを簡単にしてくれた。彼(ティム・バートン)はとことんまで準備をしっかり整える。自分が作りだしたいものが何かをしっかりわかっている。だから僕たちはただ現場に出向き、彼の指示に従うだけでいいんだよ(笑)。

 最初の『ビートルジュース』の時には、彼と僕は特に初めは一緒に、共同で多くの要素をつくり上げていったんだ。もちろん、彼が全体的なルックスを独自につくり上げたわけで、何も僕が貢献したことなどなく、全て彼の世界だったけれどね。

 でも今回の作品は、何か僕が違うアイデアを提案したら、彼は「なるほど、そうだ。それってどうやる?どう見せる?」「こうやって、こうしよう」と、とんとん拍子で進んでいった。だから僕はただ現場に現れて、出番をこなすだけでよかったんだ。

――第3弾があるとしたら?どんな物語になるでしょうか?

【マイケル】全く、わからない。僕たちは、あまりに素晴らしいものを一気にプッシュしたくないしね。

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