EV専用パターンが氷雪上性能と耐摩耗性能を高い次元で両立 小型EVトラック専用スタッドレスタイヤ「NANOENERGY(ナノエナジー) M951 EV」を発売
TOYO TIRE株式会社(本社:兵庫県伊丹市、社長:清水隆史)は、国内市場初の小型EVトラック専用スタッドレスタイヤ「NANOENERGY M951 EV(ナノエナジー エム キューゴイチ イーブイ)」を本年9月より発売しますのでお知らせいたします。(発売サイズは1サイズ、価格はオープン価格)
[画像1]https://digitalpr.jp/simg/2644/94749/400_471_2024091014105866dfd4e2a1f32.jpg
日本国内のCO2排出量のうち、部門別では運輸部門が全体の約2割*1を占め、物流業界ではモーダルシフトなど脱炭素化に向けた取り組みが本格化しています。商用車メーカー各社もEVトラックのラインアップを強化しており、短距離輸送を主体とした小型車両のEV化が進行しています。また、大手の荷主や運送会社に対し、輸送手段における「非化石エネルギー」への転換*2が義務づけられたことから、EVトラックは今後さらに需要の増加*3が見込まれます。
*1:国立環境研究所 温室効果ガスインベントリ「日本国温室効果ガスインベントリ報告書(NID)」より(https://www.nies.go.jp/gio/aboutghg/index.html
)
*2:経済産業省 ニュースリリース「エネルギーの使用の合理化及び非化石エネルギーへの転換等に関する法律の施行のための省令・告示が本日公布」より(https://www.meti.go.jp/press/2022/03/20230331014/20230331014.html
)
*3:全日本トラック協会「トラック運送業界の環境ビジョン2030」より(https://jta.or.jp/member/kankyo/vision2030sub1.html
)
EVでは航続距離が重視され、タイヤにはこれに貢献する「低電費」性能*4が求められます。特にEVは、バッテリー搭載による車両重量の増大、パワフルな駆動力による加速性能の向上、回生ブレーキ*5の使用などの特徴を持つため、タイヤに対する負荷が高くなります。このような車両の特性や市場ニーズを考慮し、当社は小型EVトラック専用のスタッドレスタイヤを開発しました。
*4:ガソリンエンジン車、ディーゼルエンジン車でいう低燃費性能。
*5:通常時、モーターで電源入力を変換し駆動回転力を出力しているのに対し、軸回転を電源入力として動作させ、運動エネルギーを電気エネルギーに変換、回収または消費することで制動利用する電気ブレーキの一手法。
新商品「NANOENERGY M951 EV」は、EV専用非対称パターンを採用し、氷雪上性能と耐摩耗性能を高次元で両立。ブロックを大型化することで剛性を高め、また高密度に配置されたサイプによりアイス性能も確保しました。さらに、耐摩耗NCPコンパウンドを用い、低電費性能と耐摩耗性能の向上を追求しています。また、ビードワイヤーには環境に配慮した再生素材を採用しています。
当社は、本年6月に発売した「NANOENERGY M151 EV」と本新商品により、今後活用拡大が見込まれる小型EVトラックの社会的な貢献を足回りから支えてまいります。また、引き続き、専門的な知見を蓄積し、お客様の課題解決や社会の要請に応えるトラック・バス用タイヤの開発と普及に注力してまいります。
□サイズ展開 215/70R17.5 123/121J (1サイズ)
以 上
《ご参考》
■トレッドパターン設計
小型トラックが活用される小口配送においては、STOP & GOの頻度が高く、また、EV特有の高トルクによる早期摩耗を抑制する必要があります。NANOENERGY M951 EVは、リブ(縦溝)パターンによって耐摩耗性能の向上を図りつつ、大型ブロックパターンに高密度ウェーブ3Dサイプを配置して高トルクに対応するトラクション性能と氷雪上性能を発揮します。
[画像2]https://digitalpr.jp/simg/2644/94749/500_249_2024091014112266dfd4fa8712d.jpg
■配合設計
当社独自の材料設計基盤技術「Nano Balance Technology(ナノバランステクノロジー)」を活用しています。さらに、ゴムコンパウンドのエネルギーロスを低減できる独自のプロセス技術「Nano Composite Polymer(ナノ・コンポジット・ポリマー)※1」を用いて、最適なコンパウンドを設計。当社現行商品(汎用スタッドレスタイヤM919)比で、転がり抵抗を15%※2低減したうえ、耐摩耗性能を38%※3向上させました。
※1:「Nano Composite Polymer」は、当社が2018年3月に確立した、Nano Balance Technologyにおける「ナノ加工」の進化技術(コンパウンド作製前に固形ゴム中のフィラー構造を最適化する当社独自の技術)によって生み出されたポリマー。フィラーの凝集塊が飛躍的に低減し、均一かつ高度に分散された理想的なフィラー状態を確保した。この結果、従来に比べてエネルギーロスを抑制できるゴム配合技術に成功している。
※2、※3:当社調べ
■主な性能評価結果
転がり抵抗 15%低減
[画像3]https://digitalpr.jp/simg/2644/94749/500_274_2024091014113566dfd5078f811.jpg
摩耗ライフ 38%向上
[画像4]https://digitalpr.jp/simg/2644/94749/500_234_2024091014113966dfd50bc5888.jpg
ブロック間段差発生量 66%低減
[画像5]https://digitalpr.jp/simg/2644/94749/500_285_2024091014114666dfd512c9002.jpg
「NANOENERGY M951 EV」についての詳しい商品情報はこちらをご覧ください。
https://www.toyotires.jp/product/ltb/nem951ev/
本件に関するお問合わせ先
TOYO TIRE株式会社 コーポレートコミュニケーション部
〒664-0847 兵庫県伊丹市藤ノ木2-2-13
TEL: 072-789-9110
FAX: 072-773-3272
URL:
https://www.toyotires.co.jp/
プレスリリース詳細へ https://digitalpr.jp/r/94749
[画像1]https://digitalpr.jp/simg/2644/94749/400_471_2024091014105866dfd4e2a1f32.jpg
日本国内のCO2排出量のうち、部門別では運輸部門が全体の約2割*1を占め、物流業界ではモーダルシフトなど脱炭素化に向けた取り組みが本格化しています。商用車メーカー各社もEVトラックのラインアップを強化しており、短距離輸送を主体とした小型車両のEV化が進行しています。また、大手の荷主や運送会社に対し、輸送手段における「非化石エネルギー」への転換*2が義務づけられたことから、EVトラックは今後さらに需要の増加*3が見込まれます。
*1:国立環境研究所 温室効果ガスインベントリ「日本国温室効果ガスインベントリ報告書(NID)」より(https://www.nies.go.jp/gio/aboutghg/index.html
)
*2:経済産業省 ニュースリリース「エネルギーの使用の合理化及び非化石エネルギーへの転換等に関する法律の施行のための省令・告示が本日公布」より(https://www.meti.go.jp/press/2022/03/20230331014/20230331014.html
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*3:全日本トラック協会「トラック運送業界の環境ビジョン2030」より(https://jta.or.jp/member/kankyo/vision2030sub1.html
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EVでは航続距離が重視され、タイヤにはこれに貢献する「低電費」性能*4が求められます。特にEVは、バッテリー搭載による車両重量の増大、パワフルな駆動力による加速性能の向上、回生ブレーキ*5の使用などの特徴を持つため、タイヤに対する負荷が高くなります。このような車両の特性や市場ニーズを考慮し、当社は小型EVトラック専用のスタッドレスタイヤを開発しました。
*4:ガソリンエンジン車、ディーゼルエンジン車でいう低燃費性能。
*5:通常時、モーターで電源入力を変換し駆動回転力を出力しているのに対し、軸回転を電源入力として動作させ、運動エネルギーを電気エネルギーに変換、回収または消費することで制動利用する電気ブレーキの一手法。
新商品「NANOENERGY M951 EV」は、EV専用非対称パターンを採用し、氷雪上性能と耐摩耗性能を高次元で両立。ブロックを大型化することで剛性を高め、また高密度に配置されたサイプによりアイス性能も確保しました。さらに、耐摩耗NCPコンパウンドを用い、低電費性能と耐摩耗性能の向上を追求しています。また、ビードワイヤーには環境に配慮した再生素材を採用しています。
当社は、本年6月に発売した「NANOENERGY M151 EV」と本新商品により、今後活用拡大が見込まれる小型EVトラックの社会的な貢献を足回りから支えてまいります。また、引き続き、専門的な知見を蓄積し、お客様の課題解決や社会の要請に応えるトラック・バス用タイヤの開発と普及に注力してまいります。
□サイズ展開 215/70R17.5 123/121J (1サイズ)
以 上
《ご参考》
■トレッドパターン設計
小型トラックが活用される小口配送においては、STOP & GOの頻度が高く、また、EV特有の高トルクによる早期摩耗を抑制する必要があります。NANOENERGY M951 EVは、リブ(縦溝)パターンによって耐摩耗性能の向上を図りつつ、大型ブロックパターンに高密度ウェーブ3Dサイプを配置して高トルクに対応するトラクション性能と氷雪上性能を発揮します。
[画像2]https://digitalpr.jp/simg/2644/94749/500_249_2024091014112266dfd4fa8712d.jpg
■配合設計
当社独自の材料設計基盤技術「Nano Balance Technology(ナノバランステクノロジー)」を活用しています。さらに、ゴムコンパウンドのエネルギーロスを低減できる独自のプロセス技術「Nano Composite Polymer(ナノ・コンポジット・ポリマー)※1」を用いて、最適なコンパウンドを設計。当社現行商品(汎用スタッドレスタイヤM919)比で、転がり抵抗を15%※2低減したうえ、耐摩耗性能を38%※3向上させました。
※1:「Nano Composite Polymer」は、当社が2018年3月に確立した、Nano Balance Technologyにおける「ナノ加工」の進化技術(コンパウンド作製前に固形ゴム中のフィラー構造を最適化する当社独自の技術)によって生み出されたポリマー。フィラーの凝集塊が飛躍的に低減し、均一かつ高度に分散された理想的なフィラー状態を確保した。この結果、従来に比べてエネルギーロスを抑制できるゴム配合技術に成功している。
※2、※3:当社調べ
■主な性能評価結果
転がり抵抗 15%低減
[画像3]https://digitalpr.jp/simg/2644/94749/500_274_2024091014113566dfd5078f811.jpg
摩耗ライフ 38%向上
[画像4]https://digitalpr.jp/simg/2644/94749/500_234_2024091014113966dfd50bc5888.jpg
ブロック間段差発生量 66%低減
[画像5]https://digitalpr.jp/simg/2644/94749/500_285_2024091014114666dfd512c9002.jpg
「NANOENERGY M951 EV」についての詳しい商品情報はこちらをご覧ください。
https://www.toyotires.jp/product/ltb/nem951ev/
本件に関するお問合わせ先
TOYO TIRE株式会社 コーポレートコミュニケーション部
〒664-0847 兵庫県伊丹市藤ノ木2-2-13
TEL: 072-789-9110
FAX: 072-773-3272
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