日本トップクラスの鳥獣害対策を学外実習で専門的に学ぶ -麻布大学×島根中央高等学校×島根県美郷町 高大接続・社会連携プロジェクト実施-
この度、2024年4月に設置した本学の高大接続・社会連携プログラム開発センターによる教育プログラムとして、島根県美郷町に設置されたサテライト施設「麻布大学フィールドワークセンター」を活用した社会連携プロジェクト(ニホンジカによる獣害対策講座:ジビエ肉の活用について)及び高大接続プロジェクト(地元の高校生と地域をつなげるための高大接続セミナー)を実施します。
これまでフィールドワークセンターを活用した教育活動は学科単位で多数行っていますが、初めて全学科共通で学べる"地域に根差した教育"として、美郷バレー構想を軸に、日本をリードする島根県美郷町の鳥獣害対策を学外実習という形で現地で学びます。
単にシカの生物学や被害対策に関する講義や、捕獲現場の見学だけでなく、HACCP衛生管理に基づくシカの解体実習や、シカ肉の調理実習など、獣医系と生命環境系の専門知識を学ぶ本学学生ならではの実習内容となっており、全学科で参加者を募ったところ、定員を超える約20人の応募がありました。
また、当日は地元の島根県立島根中央高等学校の生徒との交流も予定しています。
本学学生が地元の方と協働することで、町のモチベーションが高まって活動レベルが向上し、学生にとっても課題解決力の向上だけでなく美郷町にも興味を持つことで将来のキャリア形成に何かしらの形でつながること、さらには地元高校生にとっては地域愛が芽生えて帰属意識が高まる等、様々な相乗効果がもたらされることを目指します。
<活動概要>
●活動期間: 2024年9月17日(火)~19日(木)
●活動拠点: 島根県美郷町、島根県川本町(島根県立島根中央高等学校)
●連携先: 麻布大学フィールドワークセンター、島根県美郷町役場、島根県立島根中央高等学校、タイガー株式会社、食事処またたび
●活動目的:
・美郷町が取り組んでいる美郷バレー構想を理解し、ニホンジカのジビエ活用について学ぶ。
・本学学生が美郷町の地域資源と連携し、島根中央高等学校生を対象に「地域の魅力発信、地域・社会とのつながり、課題解決、将来展望」を考えさせるプロジェクトを企画する。
●活動概要:
・「美郷バレー」及び「シカの生物学と被害対策」に係る講義の実施
・シカの捕獲現場の見学及びシカの解体
・高大接続セミナーの実施
・食事処またたびにて、シカ肉の加工について学習
<関連情報>
●麻布大学 高大接続・社会連携プログラム開発センターについて
高校と大学の一貫したプロジェクト学習や、大学と企業・行政・地域社会が連携した課題解決型学習(PBL)やアントレプレナーシップ教育の取組みを強化・推進し、大学の教育改革と地域共創の同時解決を目指して、本年4月に設置しました。今後も様々な高大接続・社会連携プログラムを学生に提供していきます。
●美郷バレー構想について
島根県美郷町では、「鳥獣害対策と住民の取り組みに関しては島根県美郷町に行けば、新しい技術や情報が入り、人脈も広がる」という思いを込めて、町の勝ち残りをかけて、産官学民が自発的に集う「有害鳥獣対策版シリコンバレー」を目指しています。
▼本件に関する問い合わせ先
事務局 入試広報・渉外課
磯野、中山
住所:神奈川県相模原市中央区淵野辺1-17-71
FAX:042-754-7661
メール:koho@azabu-u.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/
プレスリリース詳細へ https://digitalpr.jp/r/94371
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