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「儒教のかたち こころの鑑―日本美術に見る儒教―」展 開催

2024年8月29日 17:00
サントリー美術館
https://www.suntory.co.jp/sma/

儒教のかたち こころの鑑―日本美術に見る儒教―
会期:2024年11月27日(水)~2025年1月26日(日)

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202408285505-O3-E3M6F5v0

サントリー美術館(東京・六本木/館長:鳥井信吾)は、2024年11月27日(水)から2025年1月26日(日)まで「儒教のかたち こころの鑑―日本美術に見る儒教―」を開催いたします。

儒教は、紀元前6世紀の中国で孔子(前552 /551~前479)が唱えた教説と、その後継者たちの解釈を指す倫理思想です。孔子が唱えた思想とは、五常(仁・義・礼・智・信)による道徳観を修得・実践して聖人に近づくことが目標であり、徳をもって世を治める人間像を理想としています。このような思想は、仏教よりも早く4世紀には日本へ伝来したといわれ、古代の宮廷で、為政者のあるべき姿を学ぶための学問として享受されました。

中世になると、宋から新たに朱子学(南宋の朱熹が確立させた新しい儒教思想)が日本へ伝わり、禅僧たちがそれを熱心に学んだことから、儒教は禅宗寺院でも重要視されました。そして近世以降、文治政治を旨とする江戸幕府は、儒教を積極的に奨励し、その拠点として湯島聖堂を整備します。江戸時代を通じ日本各地で、身分を問わず武家から民衆、子どもに至るまで、その教育に儒教が採用され、広く浸透していったのです。
 
例えば、理想の君主像を表し為政者の空間を飾った、大画面の「帝鑑図」や「二十四孝図」が制作された一方で、庶民が手にした浮世絵や身の回りの工芸品の文様にも同じ思想が息づいています。それらの作品には、当時の人々が求めた心の理想、すなわち鑑となる思想が示されており、現代の私たちにとっても新鮮な気づきをもたらしてくれます。本展が、『論語』にある「温故知新」(ふるきをたづねて新しきを知る)のように、日本美術の名品に宿る豊かなメッセージに思いを馳せる機会となれば幸いです。
 

【開催概要】
▼会期:2024年11月27日(水)~2025年1月26日(日)
※作品保護のため、会期中展示替を行います
▼主催:サントリー美術館、朝日新聞社
▼協賛:三井不動産、三井住友海上火災保険、サントリーホールディングス

▼会場:サントリー美術館
 東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3階
 交通機関(東京ミッドタウン[六本木]まで)
  都営地下鉄大江戸線六本木駅出口8より直結
  東京メトロ日比谷線六本木駅より地下通路にて直結
  東京メトロ千代田線乃木坂駅出口3より徒歩約3分

【基本情報】
▼開館時間:10時~18時
※金曜日および1月25日(土)は20時まで開館
※いずれも入館は閉館の30分前まで
▼休館日:火曜日(1月21日は18時まで開館)、12月30日(月)~1月1日(水・祝)

▼入館料:
・当日券:一般1,700円、大学・高校生1,000円
・前売券:一般1,500円、大学・高校生800円
※中学生以下無料
※ サントリー美術館受付、サントリー美術館公式オンラインチケット、ローソンチケット、セブンチケットにて取扱
※前売券の販売は2024年9月18日(水)から11月26日(火)まで
※サントリー美術館受付での販売は開館日のみ

▼割引:
・あとろ割:国立新美術館、森美術館の企画展チケット提示で100円割引
・ 団体割引:20名様以上の団体は100円割引
※割引適用は一種類まで(他の割引との併用不可)

【お問い合せ】
▼TEL: 03-3479-8600
▼美術館ウェブサイト:https://www.suntory.co.jp/sma/
 



プレスリリース詳細へ https://kyodonewsprwire.jp/release/202408285505
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