2本並んで花を咲かせたアオノリュウゼツラン(23日、和歌山県白浜町で)
数十年に1度、円すい状の黄色い花を咲かせるアオノリュウゼツラン(クサスギカズラ科)が、和歌山県白浜町にある京都大学白浜水族館敷地内で2本開花した。高さは約5メートル。今月末くらいまで花を楽しめそうだ。
メキシコ原産の常緑多年生植物。繊維作物や観賞植物として国内に持ち込まれた。繁殖力が強く、各地で野生化している。
同館によると、敷地内では10株以上を確認しており、過去に職員が植えたものと思われる。開花は2020年以来4年ぶりで、2本並んで開花した記録はないという。花が咲いている場所は、水族館裏にある駐車場脇の海岸近く。