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藤ヶ谷太輔&奈緒W主演『傲慢と善良』予告公開 原作・辻村深月も絶賛「大きな感謝に包まれました」

『傲慢と善良』(9月27日公開)ポスタービジュアル (C)2024 映画「傲慢と善良」製作委員会
『傲慢と善良』(9月27日公開)ポスタービジュアル (C)2024 映画「傲慢と善良」製作委員会
 6人組グループ・Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔と俳優の奈緒がW主演する映画『傲慢と善良』(9月27日公開)の本予告とメインビジュアルが解禁された。主題歌は、“なとり”の最新楽曲「糸電話」に決定した。

【写真】マッチングアプリで出会うカップルを演じる藤ヶ谷太輔&奈緒

 2019年に単行本が発売された、人気作家・辻村深月氏による同名小説を実写化。主人公の西澤架(藤ヶ谷)と坂庭真実(奈緒)はマッチングアプリで出会い婚約するもその直後、真実が突然失踪してしまう。彼女を探すうち“知りたくなかった過去と嘘”が明らかになる。すべてをさらけ出した2人がたどり着く“一生に一度の選択”を描くドラマティック恋愛ミステリー。

 これまで仕事も恋愛も順調だった架は、30代になり、長年つきあった彼女にフラれたことをきっかけに、マッチングアプリで婚活を始める。そこで出会った控えめで気の利く真実と付き合い始め、やがて婚約することに。だが、順風満帆なように見えた2人の関係は突如、真実の失踪という形で急展開を迎える。なぜ彼女は架の前から姿を消したのか。

 両親、友人、同僚、過去の恋人を訪ね、真実の居場所を探す架だったが、これまで“善良”だった彼女の“傲慢”な姿が次第に明らかになっていく。映像の中では、ストーカーに追われ怯える真実の姿や、寝ている架の横で「ちゃんと愛してよ」と本音を漏らす場面で、真実に起きた事件の片鱗が見え始める。

 また、架が真実の過去を探る中で知り合ったお見合いの仲人から「今の日本の婚活は傲慢と善良。自分の価値観に重きを置きすぎで、皆さん傲慢です。その一方で自己愛がとても強い」と告げられるシーンなど、心に刺さる印象的なセリフの数々が散りばめられている。

 そんな予告編を彩る、なとりの主題歌「糸電話」は、傷つきながらもすべてをさらけ出し、本当の愛を見出そうとする架と真実の心情を表現。予告編を通して初めて楽曲に触れた2人は「アップテンポの楽曲で、(予告は)ミステリーから始まって後半にかけての2人のラブストーリーが盛り上がってくシーンにもぴったりはまっていて、とてもよかった!」と口をそろえて太鼓判を押した。

 なとりは今回の楽曲に込めた想いを「大切な人との関係を『人』と『人』という距離のままであきめたくないなぁと思いながら作りました。か細い糸のような運命を手繰り寄せて生きていく架と真実のふたりに渡したい歌です。ぜひ、聴いてください」と語っている。

 さらに、失踪した真実の現在と過去を知る手がかりとなる重要なキャラクターとして、倉悠貴、桜庭ななみ、阿南健治、宮崎美子、西田尚美、前田美波里の出演も決定。原作に登場した重要なキャラクターをどう演じているのか注目だ。

 また、完成作を鑑賞した原作者の辻村氏は「この小説の映画化はきっと無理だろう、とずっと思ってきました。きれいなラブストーリーにすることはできるかもしれない。だけど、この小説の根底にある主人公たちの痛さや切実さが映像になるとは到底想像できなかったのです。だから、完成した映画を観て、とても驚きました。よくぞここまで彼らのことを理解し、心に迫ってくれたと感動し、大きな感謝に包まれました。作中の架と真実も、きっと同じ気持ちだと思います」と太鼓判を押している。

 併せて、洗練された都会の夜景を背景に、架にもたれかかる真実を捉えたメインビジュアルも解禁。ガラス越しの2人の姿は、鮮明には映らず曖昧な関係を投影しているようで、ミステリアスでありながらも人間の温かみが見事に調和したビジュアルになっている。



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