異界の中の異界へ 和歌山県出身の芸術家コラボ展、7月15日まで白浜
和歌山県白浜町の「ホテル川久」内にある私設美術館「川久ミュージアム」で、県出身芸術家2組による現代アートの企画展「ゲノムの詩」が開かれている。絵画や立体造形、動画などを組み合わせ、空間全体を作品としたインスタレーション。「異界のようなホテル内に、さらに異界を生み出した」という。7月15日まで。
出展者は現代美術家の伊藤彩さん、美術家の藤村大さんと詩人の味果丹さんのユニット「Fujimura Family(フジムラ ファミリー)」。企画は紀南アートウイーク実行委員会が手がけた。
伊藤さんの絵画は、色彩や立体感に特徴がある。作風は独特で、自作のドローイングや陶器の立体物などからなるジオラマを制作。そこに入り込んで写真を撮影し、その写真を下描きにして絵を描く。
今回の展示では、こうした制作手法に共同で取り組み、それぞれの個性が入り交じった作品に仕上げた。動画は撮影した写真をAIに読み込ませて生まれたという。展示は約30点。
企画展の会場は2階にあるかつての大浴場。普段は使用されておらず、常連客でも知らない人が多い。展示の担当者は「円形の浴場での展示は奥行き、立体感がある。アート作品とともに異界への旅を楽しんで」と来場を呼びかけている。
川久ミュージアムは、宿泊客だけでなく、一般にも開放されている。開館時間は午前10時半~午後6時。年中無休。入館料は一般千円、高校・大学生800円。中学生以下は無料。
問い合わせは川久(0739・42・2662)へ。
出展者は現代美術家の伊藤彩さん、美術家の藤村大さんと詩人の味果丹さんのユニット「Fujimura Family(フジムラ ファミリー)」。企画は紀南アートウイーク実行委員会が手がけた。
伊藤さんの絵画は、色彩や立体感に特徴がある。作風は独特で、自作のドローイングや陶器の立体物などからなるジオラマを制作。そこに入り込んで写真を撮影し、その写真を下描きにして絵を描く。
今回の展示では、こうした制作手法に共同で取り組み、それぞれの個性が入り交じった作品に仕上げた。動画は撮影した写真をAIに読み込ませて生まれたという。展示は約30点。
企画展の会場は2階にあるかつての大浴場。普段は使用されておらず、常連客でも知らない人が多い。展示の担当者は「円形の浴場での展示は奥行き、立体感がある。アート作品とともに異界への旅を楽しんで」と来場を呼びかけている。
川久ミュージアムは、宿泊客だけでなく、一般にも開放されている。開館時間は午前10時半~午後6時。年中無休。入館料は一般千円、高校・大学生800円。中学生以下は無料。
問い合わせは川久(0739・42・2662)へ。