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紀南地方にアマサギ飛来 水田で餌探し、和歌山

くちばしや目が婚姻色に染まったアマサギ(和歌山県田辺市下万呂で)
くちばしや目が婚姻色に染まったアマサギ(和歌山県田辺市下万呂で)
 和歌山県の紀南地方の水田に、シラサギ類の一種アマサギの群れが飛来している。中にはくちばしや目などが婚姻色に染まっている個体もいるが、紀南地方では繁殖の記録はないという。

 アマサギは全長50センチほどの小型のサギ類。成鳥の夏羽は頭部から胸、背に橙黄(とうこう)色の飾り羽がある。昆虫や両生は虫類などを主に食べる。

 田辺市下万呂では、田植えの終わった水田に数羽の小さな群れが飛来。土手の上や苗の間を歩いて餌となる小さな生き物を探していた。

 日本野鳥の会県支部会員は「かつては300羽ぐらいの大きな群れで飛来したが、最近は群れが小さくなっている。このままとどまって繁殖してくれればうれしい」と期待している。

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