経営改善進める 和歌山南陵高校、校歌も完成
経営難に陥っていた私立和歌山南陵高校(和歌山県日高川町和佐)は、運営体制の刷新を経て経営改善を進めている。課題になっていた滞納金を全て支払い、生徒のために校内の環境を整えている。新しい校歌も完成しており、近く地域住民に披露する。
同校を運営する学校法人南陵学園(静岡県菊川市)では教職員への給与未払い、住民税の滞納などが発生。2022年5月には、給与未払いなどを理由に教職員がストライキをした。
法人は、静岡県から経営改善に向けた措置命令を受け、新たな生徒の募集を停止。現在は全日制の3年生18人が校舎で学んでいる。
経営改善に向けて今年4月、大分県のコンサルタント会社代表をしていた甲斐三樹彦氏(52)を理事長とする新体制となった。理事長就任会見で甲斐理事長は「4月中にも(滞納金を)解消するめどが立っている」としていた。同校によるとすでに、企業の寄付金などを原資におよそ2億596万円を支払い、滞納金は全て精算したという。
甲斐理事長が「ずたぼろの状態」などと指摘していた校舎や敷地の環境整備に着手しており、会議室を図書室に変更するなどしている。図書は生徒の意見を取り入れながら定期的に購入していくという。全日制のほとんどの生徒が居住している寮にも、食堂にクーラーを設置したり、放置状態だった風呂を修繕したりするなどして改善していく。
同校担当は「何よりもまず、現在通っている在校生が安心して学習に取り組めるよう、理事長の指示の下取り組んでいきたい」と話している。来年度には新入生募集再開を目指したいとしている。
■ライブで新校歌発表
新しい校歌を発表するライブが6日午後4時半から、同校体育館で開かれる。作詞の横川翔とWARSAN、作曲のINFINITY16が披露する。無料。ライブ終了後には餅まきがあり、地域住民らに来場を呼びかけている。
同校を運営する学校法人南陵学園(静岡県菊川市)では教職員への給与未払い、住民税の滞納などが発生。2022年5月には、給与未払いなどを理由に教職員がストライキをした。
法人は、静岡県から経営改善に向けた措置命令を受け、新たな生徒の募集を停止。現在は全日制の3年生18人が校舎で学んでいる。
経営改善に向けて今年4月、大分県のコンサルタント会社代表をしていた甲斐三樹彦氏(52)を理事長とする新体制となった。理事長就任会見で甲斐理事長は「4月中にも(滞納金を)解消するめどが立っている」としていた。同校によるとすでに、企業の寄付金などを原資におよそ2億596万円を支払い、滞納金は全て精算したという。
甲斐理事長が「ずたぼろの状態」などと指摘していた校舎や敷地の環境整備に着手しており、会議室を図書室に変更するなどしている。図書は生徒の意見を取り入れながら定期的に購入していくという。全日制のほとんどの生徒が居住している寮にも、食堂にクーラーを設置したり、放置状態だった風呂を修繕したりするなどして改善していく。
同校担当は「何よりもまず、現在通っている在校生が安心して学習に取り組めるよう、理事長の指示の下取り組んでいきたい」と話している。来年度には新入生募集再開を目指したいとしている。
■ライブで新校歌発表
新しい校歌を発表するライブが6日午後4時半から、同校体育館で開かれる。作詞の横川翔とWARSAN、作曲のINFINITY16が披露する。無料。ライブ終了後には餅まきがあり、地域住民らに来場を呼びかけている。