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巨大なアスパラのよう 花芽伸びるアオノリュウゼツラン、和歌山・白浜

高さ約3メートルにまで伸びたアオノリュウゼツランの花芽(和歌山県白浜町で)
高さ約3メートルにまで伸びたアオノリュウゼツランの花芽(和歌山県白浜町で)
 和歌山県白浜町にある京都大学白浜水族館の敷地内で、アオノリュウゼツラン(クサスギカズラ科)の花芽が2本並んで伸びている。高さ3メートルほどになっており、「巨大なアスパラガスのよう」と話題になっている。数十年に1度、円すい状の黄色い花を咲かせる植物で、同館は「順調であれば今後も伸長し、7月ごろに高さ5メートルほどで開花する見込み」と話している。

 メキシコ原産の常緑多年生植物。繊維作物や観賞植物として国内に持ち込まれた。繁殖力が強く、各地で野生化している。

 同館によると、敷地内で開花すれば、2020年以来4年ぶり。2本並んで開花したという記録はないという。

 伸びている場所は水族館裏にある駐車場脇の海岸近く。水族館職員が今月上旬に見つけた。敷地内では10株以上確認されており、過去に職員が植えたものと思われる。水族館の隣にある番所山公園では昨年7月に開花が見られた。

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