都市部からミカン収穫の〝助っ人〟 田辺市上芳養
和歌山県田辺市上芳養の岡本農園で6日、都市部からの「助っ人」が、最盛期を迎えている温州ミカンの収穫を手伝った。中には地区内のゲストハウスに宿泊して手伝う人もおり、こうした動きが広がれば、人手不足の解消や都市との交流の場になると期待されている。
助っ人は、田辺市が首都圏で展開している関係人口養成講座の受講生やボランティア休暇を利用して訪れた京阪神の会社員ら7人。農園のスタッフから助言を受け、ミカンの収穫や選別、箱詰めを体験。ジビエ施設の見学もした。
大阪市の百貨店に勤務する斉藤純さん(31)は、知人を通じて岡本農園を紹介してもらい、同僚2人を誘って訪れた。6月にはみなべ町で梅の収穫も手伝った。
斉藤さんは「普段は室内での仕事なので、自然の中でミカンの香りに包まれて作業するのは楽しい。一方で、鳥獣害が深刻だとも教わった。都市にいると気付かない問題で、大変さも伝わった」と話した。
栃木県出身で、和歌山とは縁がなかったが「周囲には農業に関心を持っている人が多く、日程が合えば仲間を誘ってまた来たい」と笑顔を見せた。
農園の岡本和宜さん(40)は「収穫はとにかく人手が必要で、助かっている。都市からの助っ人は楽しみながら作業してくれるのでありがたい。こうした関係を継続し、助っ人が地域全体に広がっていけばいい」と話した。
助っ人は、田辺市が首都圏で展開している関係人口養成講座の受講生やボランティア休暇を利用して訪れた京阪神の会社員ら7人。農園のスタッフから助言を受け、ミカンの収穫や選別、箱詰めを体験。ジビエ施設の見学もした。
大阪市の百貨店に勤務する斉藤純さん(31)は、知人を通じて岡本農園を紹介してもらい、同僚2人を誘って訪れた。6月にはみなべ町で梅の収穫も手伝った。
斉藤さんは「普段は室内での仕事なので、自然の中でミカンの香りに包まれて作業するのは楽しい。一方で、鳥獣害が深刻だとも教わった。都市にいると気付かない問題で、大変さも伝わった」と話した。
栃木県出身で、和歌山とは縁がなかったが「周囲には農業に関心を持っている人が多く、日程が合えば仲間を誘ってまた来たい」と笑顔を見せた。
農園の岡本和宜さん(40)は「収穫はとにかく人手が必要で、助かっている。都市からの助っ人は楽しみながら作業してくれるのでありがたい。こうした関係を継続し、助っ人が地域全体に広がっていけばいい」と話した。