不作・ひょうで前年比67% 全国市場と会議、JA紀南(和歌山)
JA紀南は25日、和歌山県田辺市秋津町の中央営農経済センターで、全国の市場関係者を招いた本年産の青梅販売対策会議を開いた。今年は不作に加え、ひょうによる被害の影響もあり、市場販売計画数量は前年比67%の2005トンを目標にしていると説明。例年にない厳しい販売環境の中で、産地と市場が互いに協力し、次年度以降につながる販売に取り組むことを確認し合った。
JA紀南は、着果数は各品種とも前年、平年を大きく下回る状況で、暖冬による不完全な花の発生が、着果に大きく影響したと要因を挙げた。また3月20日に、紀南地方の広い範囲でひょうが降って実に傷が付くなどしており、等級を著しく下げる被害が出ていると報告した。
生産予想量は、主力の南高で前年比70%の1万4311トンなど各品種とも平年と比べて少ない見込みで、市場販売計画数量は南高1750トン(前年比70%)、小梅134トン(同60%)、古城101トン(同43%)、その他20トン(同41%)の計2005トンとした。
消費拡大対策として、加工講習会や店頭での宣伝販売などを積極的に展開するほか、梅ジュースなど家庭で手軽にできる加工方法の提案を強化していくといい、新たに作ったPR動画も紹介した。
市場からは「数量がそろわない中で、量販店には等階級に幅を持った販売をお願いしている」「来年、再来年と売り場をどう継続するか考えている。皆さんの協力がないとできない。選別はきっちりとしてほしい」などの声があった。
JA紀南は、着果数は各品種とも前年、平年を大きく下回る状況で、暖冬による不完全な花の発生が、着果に大きく影響したと要因を挙げた。また3月20日に、紀南地方の広い範囲でひょうが降って実に傷が付くなどしており、等級を著しく下げる被害が出ていると報告した。
生産予想量は、主力の南高で前年比70%の1万4311トンなど各品種とも平年と比べて少ない見込みで、市場販売計画数量は南高1750トン(前年比70%)、小梅134トン(同60%)、古城101トン(同43%)、その他20トン(同41%)の計2005トンとした。
消費拡大対策として、加工講習会や店頭での宣伝販売などを積極的に展開するほか、梅ジュースなど家庭で手軽にできる加工方法の提案を強化していくといい、新たに作ったPR動画も紹介した。
市場からは「数量がそろわない中で、量販店には等階級に幅を持った販売をお願いしている」「来年、再来年と売り場をどう継続するか考えている。皆さんの協力がないとできない。選別はきっちりとしてほしい」などの声があった。