和歌山県田辺市本宮町の熊野本宮大社の旧社地・大斎原(おおゆのはら)で5日未明、大鳥居周辺の満開の桜と春の天の川の「共演」を本紙記者が撮影した。
この日は晴天に恵まれ、午前2時ごろ、日本一の大きさを誇る大鳥居(高さ33・9メートル、幅42メートル)の背後に天の川が現れ、満開の桜を彩った。大鳥居前に広がる田んぼの一部には最近の雨で水たまりができており、水鏡となった珍しい風景も撮影することができた。
同じ時間に写真を撮っていた大阪府箕面市の会社員、北野宣裕さん(57)は「全国各地を回っているが、こんなロケーションは他にはない」と喜んだ。
大鳥居がそびえる熊野本宮大社の旧社地・大斎原では桜が満開になり、天の川との共演も見られた(5日午前2時16分、和歌山県田辺市本宮町で)=長時間露光