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小中学生4人全国へ 日本クラシック音楽コンクールピアノ部門

鳴尾遥さん
鳴尾遥さん
竹本佳世さん
竹本佳世さん
工藤咲陽さん
工藤咲陽さん
堀千紘さん
堀千紘さん
 「第29回日本クラシック音楽コンクール」和歌山地区本選のピアノ部門がこのほど、和歌山市であり、田辺・西牟婁の小中学生4人が優秀賞を受賞した。12月に東京都や大阪府で開かれる全国大会に出場する。


 日本クラシック音楽協会主催。全国各地で予選・本選が開かれ、居住地に関係なく出場会場を選べる。選曲は自由で審査員が90点満点で採点する。最高点と最低点以外の点数の平均が80点以上の演奏者に優秀賞が与えられ、全国大会に進むことができる。

 田辺・西牟婁から小学校中学年女子の部で白浜町西富田小学校3年の鳴尾遥さん(9)、田辺市稲成小学校3年の竹本佳世さん(9)、上富田町朝来小学校3年の工藤咲陽さん(9)、中学校女子の部で上富田中学校1年の堀千紘さん(13)が全国出場を決めた。

 本選で「タランテラ」(モシュコフスキー作曲)を演奏した鳴尾さんは「これまで出場したコンクールの中で一番良い演奏ができた。全国ではより表現豊かな演奏をしたい」と抱負を語る。

 「ソナチネ第3楽章」(ギロック作曲)を演奏した竹本さんは「この曲は5月ごろから練習していた。本選では緊張して思うように弾けなかったので全国では思い通りに弾けるように頑張りたい」と意気込んでいる。

 工藤さんは「エチュード・モデラート」(中田喜直作曲)と「ひばりの歌」(チャイコフスキー作曲)を演奏。「今までのピアノコンクールで一番緊張したけど上手に弾けた。全国ではもっとうまく弾きたい」と話している。

 堀さんは「イタリア協奏曲BWV971第1楽章」(J・S・バッハ作曲)を弾き、「バロック音楽らしさが伝わるように演奏した。全国大会に向けてより深く練習し、努力していきたい」と意気込みを語っている。

 工藤さんと竹本さんは12月3日に大阪府で、鳴尾さんは16日に東京都で、堀さんは18日に大阪府である全国大会に出場する。

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