打ち上げ直後に飛行中断措置が取られてロケットが爆発。発射場周辺で火の手が上がった(スペースポート紀伊周辺地域協議会提供の動画から)
和歌山県串本町田原の民間小型ロケット発射場「スペースポート紀伊」で13日に行われたロケット「カイロス」初号機打ち上げの失敗に伴い、現場で消火活動に取り組んだ町消防本部の泉紀人消防長は18日、「施設については大きな損傷はない」と明らかにした。
カイロスは飛行中断措置が行われたため、打ち上げ直後に爆発。機体の破片が周囲に飛び散り、火災も発生した。
泉消防長は町議会3月定例会で、13日は発射場を運営する「スペースワン」による初期消火と安全確保後に消防隊が現場に入って消火活動したことを説明。焼損面積は山林やロケットの残骸を含め約980平方メートルだったという。