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廣田・居馬組が全国優勝 少林寺拳法一般女子初段・2段

一般女子初段・2段の部で全国優勝した田辺西道院の廣田陽美さん(右)と居馬愛華さんの組
一般女子初段・2段の部で全国優勝した田辺西道院の廣田陽美さん(右)と居馬愛華さんの組
 少林寺拳法全国大会(少林寺拳法連盟主催)が23、24日、愛知県豊田市のスカイホール豊田であり、一般女子初段・2段の部(組演武)で田辺西道院(和歌山県田辺市)の廣田陽美さん(22)と居馬愛華さん(17)の組が優勝した。

 少林寺拳法全国大会は、競技の部に小学生から一般までの男女計20部門と発表の部8部門があり、約2千人が参加した。

 廣田・居馬組は7月に白浜町であった県大会で最優秀(優勝)となり、全国大会へ出場。全国大会の一般女子初段・2段の部では予選で260点を記録し、19組中1位で決勝へ進んだ。12組が順番に演武した決勝は最初に演武し、2位と0・5点差の262点で最優秀賞(優勝)を受賞した。

 廣田さんは昨年、別の道院生と同じ部門に出場し、惜しくも準優勝だった。熊野高校に入学してから少林寺拳法を始め、現在は田辺西道院で腕を磨きながら熊野高校少林寺拳法部の外部コーチをしている。「練習の時から優勝しか見ていなかった。目標を達成できて感動している」と喜びを語った。

 居馬さんは熊野高校3年生。同校の少林寺拳法部に所属し、部活を引退した後も田辺西道院へ通って鍛錬してきた。「全国優勝を目標にしていたのですごくうれしい」と笑顔で話した。

 田辺西道院の市川昌弘道院長(76)は「田辺西道院では初の快挙。2人が同じ目標を目指して気持ちが一つになっていた。決勝の演武は気迫やスピード、技の確実性がずばぬけていた」と健闘をたたえた。

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