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94歳と81歳姉妹が作品展

刺しゅうを出品した坪野修子さん(右)とちぎり絵を出品した菅野久味さん姉妹=和歌山県田辺市中辺路町温川で
刺しゅうを出品した坪野修子さん(右)とちぎり絵を出品した菅野久味さん姉妹=和歌山県田辺市中辺路町温川で
 和歌山県田辺市中辺路町温川の「パラダイスカフェ」で、坪野修子さん(94)=那智勝浦町=と菅野久味さん(81)=神奈川県=の姉妹による「刺しゅう・ちぎり絵展」が開かれている。熊野古道や花を題材にした約30点を展示している。3月10日まで。入場無料。

 坪野さんは9人きょうだいの長女、菅野さんは四女。菅野さんは月2回程度、那智勝浦町を訪れている。ともにアートの趣味があり「一緒に展示してみよう」と企画した。姉妹での展示は初めて。はがきサイズから色紙、F10号(53センチ×45・5センチ)の作品、タペストリーやテーブルカバーも展示している。

 坪野さんは約40年前に欧州の手法を日本風にアレンジした戸塚刺しゅうに魅了され、戸塚刺しゅう師範の資格を取得。昨年12月まで自宅で教室を開いていた。

 菅野さんは和紙ちぎり絵を学び、日本扇面芸術協会の会員として活動。2013年から神奈川県でちぎり絵教室を主宰している。

 坪野さんと菅野さんは「初めて姉妹展を開催できてうれしい。拙い作品だが、温川の景色や食事を楽しみながら、ゆっくり鑑賞してもらいたい」と来場を呼びかけている。

 会場では能登半島地震被災者支援の寄付を募っている。

 展示は午前11時~午後5時(最終日は午後3時まで)。月、火曜定休。

 問い合わせは坪野賢一郎さん(090・3034・9243)へ。

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