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「ちょっと春」感じる作品展

作品展をPRする「ストロベリーソース」のハヤセユカリさん(左)とムラタアサミさん=和歌山県田辺市南新町で
作品展をPRする「ストロベリーソース」のハヤセユカリさん(左)とムラタアサミさん=和歌山県田辺市南新町で
 和歌山県田辺市南新町のギャラリー「ユリイス」で19日、イラスト作家のハヤセユカリさん(39)=田辺市古尾=とムラタアサミさん(39)=兵庫県宝塚市=の2人組による作品展「ちょっと春。気づいたら16年たってまし展」が始まった。春の足音を感じさせる風景や花や鳥などを描いた約60点を展示している。25日まで。

 2人はともに和歌山市出身で、保育園からの幼なじみ。高校、大学は別だったが、イラスト活動を通じ、21歳で再会。ユニット「ストロベリーソース」を結成し、作品展を開いたり、イベント出展したりしている。

 2人の作品には「空」「花」「鳥」など題材の共通点はあるものの、画風は異なる。ハヤセさんの作品は女の子など人物の表情が豊か。ムラタさんは色を重ねて鮮やかな色彩を表現する。

 子育てもあり、ユニットでの活動は休止していた時期もあったが、6年前に結成10周年を記念して和歌山市で作品展を開催。「次は15周年と考えていたところ、ちょっと過ぎてしまい16周年になった」。2人は声をそろえて笑う。

 ユニット名は2人が毎週通っていたファミリーレストランのお気に入りメニュー「マスカルポーネのチーズケーキ」にかかっていた春限定のイチゴソースから取った。そのため、周年企画は春になることが多い。

 「今回は春の始まりをテーマにしたけれど、ちょっとどころか結構春の雰囲気。次は20周年。でも待ちきれないから18周年にしようかな」。また声をそろえて笑った。次の「春」はちょっと早く訪れるかもしれない。

 展示は午前11時~午後6時(最終日は午後4時まで)。問い合わせはユリイス(0739・33・9609)へ。

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