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来年度事業に向け意見交換 古座川町観光協会

観光協会宣言について意見交換する会員(21日、和歌山県古座川町月野瀬で)
観光協会宣言について意見交換する会員(21日、和歌山県古座川町月野瀬で)
 和歌山県の古座川町観光協会(須川陽介会長)は21日、同町月野瀬にある南紀月の瀬温泉ぼたん荘いろり館で、来年度の事業に向けた意見交換会を開いた。会員約30人が参加し、町の宝である自然や人を未来へ残していくことを目的に策定する予定の観光協会宣言などについて話し合った。

 昨年9月27日、約5年ぶりに復活した観光協会は、若い世代が中心になって持続可能な地域の発展を目指して活動している。観光協会宣言は、来年5月の総会までに策定し、町内の貴重な植物などを守っていくために町内外へ発信していく。

 この日の会合では、各部会が現在の取り組みや今後の事業計画を報告。写真部会は、町内で撮影した写真を使ったカレンダーとポストカードを作成し、来年3月に開催予定の第2回サクラフェアで販売したいと述べた。映像保存部会は、町内で撮影された古い映像を動画投稿サイト「ユーチューブ」に上げてPRしていく計画などを発表した。町内でもあまり知られていない名所へのフォトツアー、サイクリングロードマップの制作、町花クマノザクラの小学生ガイド育成などの計画も報告された。

 串本町潮岬に南紀熊野ジオパークセンターがオープンし、2021年夏には同町田原にロケット発射場が完成するなど、古座川町内への観光客増加が予想されている。須川会長は、観光協会の復活から1年が経過し、一部の人から動きが遅いとの指摘も受けたが、少しずつ形になってきていると述べ「来年度は勝負の一年だと思っている。皆さんと一枚岩になって、より良い観光を発信していきたい」と協力を呼び掛けた。

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