和歌山県の串本町や古座川町で２３日、クリスマスにちなんだイベントがあった。サンタクロースがプレゼントを配り、子どもたちを喜ばせた。

■クリスマス会楽しむ　串本

　串本町串本の町立体育館では、町内の園児や児童を対象にしたクリスマス会があった。

　町子ども会連絡協議会主催、町教育委員会共催。町レクリエーション協会が運営に協力し、約１５０人の子どもたちが楽しいひとときを過ごした。

　参加者は、クリスマスの話題などを盛り込んだ「○×クイズ」、じゃんけんをして負けた人が勝った人の後ろに付く「じゃんけん列車」といったゲームに挑戦。最後は関係者が扮（ふん）するサンタクロースも登場し、全員にプレゼントが配られた。

　こども園年少の森遥香ちゃん（４）は「サンタさんにプレゼントをもらえてうれしかった」と笑顔で話した。

■家に訪問、大喜び　古座川

　古座川町では、高池下部地区の青年らでつくる「芳流館互盟社」（中谷正博社長）が地域の家庭約２０軒を訪問。子どもたちに菓子などのプレゼントを届けた。

　有志が２０１１年から始めた取り組み。１５年からは、地元の祭りで獅子舞を披露している互盟社が引き継いでいる。

　この日は社員約１０人がサンタクロースやトナカイ、クリスマスツリーなどに扮して、クリスマスソングを流しながら各家庭を巡った。

　中谷社長（４８）は「子どもたちは毎年楽しみにしてくれている。子どもの数は年々減っているが、喜ぶ顔が見られる限りは続けていきたい」と話した。