和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

冬至、ゆず湯であったまろ 串本町の温泉「サンゴの湯」、和歌山

湯船にユズを入れる関係者(22日、和歌山県串本町サンゴ台で)
湯船にユズを入れる関係者(22日、和歌山県串本町サンゴ台で)
 和歌山県串本町サンゴ台の「串本温泉浴場サンゴの湯」は冬至の22日、約200個のユズを湯船に浮かべた=写真。浴場には爽やかな香りが漂っていた。

 サンゴの湯では、20年ほど前から冬至にユズ湯を実施している。ユズには血行を促進して冷え性を和らげたり、体を温めたりする働きがあるとされる。また、冬至にユズ湯に入ると風邪をひかないといわれている。

 この日午前11時の開館を前に、施設の職員が竹串でユズに穴を開け、湯船に入れた。

 サンゴの湯の松本佳代館長(61)は「今日は気温が低く、温泉日和。ユズ湯で温まってほしい。こどもの日のしょうぶ湯と冬至のユズ湯は恒例になっているので、今後も続けていきたい」と話した。

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