和歌山県の古座川町連合音楽会が１４日、同町高池の町民体育館であった。この日のために練習してきた町内３小学校と２中学校の児童生徒が歌や合奏を披露し、保護者や地域住民を楽しませた。

　町教育会（会長・大畑眞高池小学校校長）と町教育委員会が主催し、音楽鑑賞会と隔年で交互に開いている。中道悟教育長は開会のあいさつで「音楽は音を楽しむと書く。今日はみんなで一つの曲を作る楽しさを味わい、他校の音を楽しんでほしい」と呼び掛けた。

　前半は小学生が学校の区別なく低、中、高学年に分かれて「ありがとうの花」「赤いやねの家」などを元気に合唱。児童は曲に合わせて絵を描いたパネルを振ったり、手拍子を取り入れたりして盛り上げた。古座中学校１年生はリコーダーで「風よぶ丘」を演奏した。

　後半は学校ごとに木琴、ハーモニカ、タンバリンなどの合奏や合唱を披露。最後に全員で「もみじ」を歌った。

　大畑会長は閉会のあいさつで「みんなで一つになり、少しでも良い発表をしようという気持ちが伝わった。今日の気持ちを大切にして仲間をつくっていってほしい」と呼び掛け、来場した保護者らに日頃の学校運営に対する協力に感謝した。