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【動画】「旅するチョウ」乱舞 秋空の下に100匹、和歌山・上富田町「アサギマダラの丘」

 和歌山県上富田町市ノ瀬の興禅寺(だるま寺)そばにあるフジバカマ園で、「旅するチョウ」として知られるアサギマダラの乱舞が始まった=写真。住民有志でつくる「一瀬里山会」とまちおこし団体「Daruma CLUB(ダルマクラブ)」が、このチョウが好むフジバカマを植栽している「アサギマダラの丘」。約100匹が飛び交っており、29日にはイベントもある。

 アサギマダラは羽を広げた大きさが10センチほどあり、羽は透明感のある水色の斑紋が美しい。秋になると南下する習性があり、和歌山県から高知県を経て香港(直線距離約2400キロ)、福島県から台湾(同約2500キロ)まで移動した記録もあるという。

 ダルマクラブ代表の吉田耕司さん(69)は「猛暑の影響でフジバカマの生育が悪く心配だったが、今年も乱舞を見ることができてうれしい。11月中ごろまで楽しめそう」と話している。

 「アサギマダラ祭り」は29日午前10時~午後3時に開催する。飲食物などの販売やワークショップ、音楽ライブといった内容を予定している。

「だるま寺」として知られる興禅寺そばのフジバカマ園で乱舞するアサギマダラ(26日、和歌山県上富田町市ノ瀬で)
「だるま寺」として知られる興禅寺そばのフジバカマ園で乱舞するアサギマダラ(26日、和歌山県上富田町市ノ瀬で)
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