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春と勘違い? クンシラン今年2回目の開花

今年2回目の花を咲かせたクンシラン(和歌山県串本町潮岬で)
今年2回目の花を咲かせたクンシラン(和歌山県串本町潮岬で)
 和歌山県串本町潮岬の吉村勝興さん(79)が自宅の庭で育てているクンシラン(ヒガンバナ科)が、今年2回目の花を咲かせた。

 吉村さんによると、3年ほど前に株分けした花で、今年5月に花を咲かせた後、室内から庭に場所を移していたところ、10月下旬に再び花を咲かせたという。クンシランは、明治時代に渡来した南アフリカ原産の常緑多年草。

 吉村さんは自宅で3鉢栽培しているが、花を咲かせたのは1鉢だけ。長さ5センチほどの鮮やかなオレンジ色の花を5、6個咲かせている。まだ多数のつぼみがついていて、「1カ月ぐらいは花を楽しめると思う」と話している。

 京都大学フィールド科学教育研究センター紀伊大島実験所の梅本信也所長(60)は「急激な気温の変化で春と勘違いして花を咲かせたのでは」と話している。

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