ベトナムと初チャーター便 白浜空港へ7月、コロナ後に備え国際線誘致強化
和歌山県白浜町の南紀白浜空港とベトナムを結ぶチャーター便が7月、2往復運航される。同空港への国際チャーター便は5年半ぶりで、ベトナムとは初めて。県は、コロナ後を見据えて国際チャーター便の受け入れ準備を進めてきたといい、今後、本格的に誘致を進めていく。
日本とベトナムの外交関係樹立50周年記念事業。ベトナムの航空会社「ベトジェットエア」がエアバス社の「A320」を運航する。白浜と、ハノイ、ダナンを1往復ずつする。ハノイからは7月26日、観光客や青少年交流を目的にした高校生が白浜空港に来る。飛行機は同日、白浜空港から行政関係者や高校生、視察ツアー参加者を乗せてダナンに向かう。30日にそれぞれ帰国する。
かつて白浜空港では中国や台湾、韓国などとのチャーター便が運航された。2018年1月には20便の実績があったが、国際関係の悪化やコロナ禍により、これが最後となっていた。
県は21年に国際線誘致を強化するため、税関や検疫、出入国管理施設などを備えた「国際線ターミナル」を整備。コロナ後を見据えて準備を進めていた。
そんな中、下宏副知事らが昨年秋にベトナムを訪問。チャーター便について議論し、今年5月に決定した。
県担当者は「白浜空港に国際線ターミナルも完成した。積極的に国際線チャーター便を誘致し、地域の活性化につなげたい」としている。ベトナムのほかにも国際チャーター便の受け入れ調整を進めているという。
■ビジネス視察募集
県はチャーター便を使用したダノンでの視察ツアー参加者を募集している。
ベトナムとのビジネスに関心がある▽県産品の輸出を検討▽ベトナムからの人材採用を検討▽ベトナムからの観光客誘致に関心がある―といった人が対象。
26日午前11時半に白浜空港を出発。現地では、ツアー参加者らの交流会▽ダナン市人民委員会からの観光や投資の誘致施策の説明▽商工事業者と意見交換▽大学で日本語教育や人材育成などについて視察▽リゾートホテルやショッピングモール視察―などを予定。29日は自由行動で、別料金で世界遺産ホイアンのツアーへの参加も可能という。30日午前10時に白浜に到着予定。
ダナン市はベトナム中部の中心都市で、人気の高い観光地。外国人観光客や投資の誘致に力を入れる。人口は約100万人。国内から直行定期便があるのは成田空港だけという。
県担当者は「観光では出会えない行政やビジネスの関係者と深く交流できる。ベトナムとのビジネスに関心のある人らは、ぜひこの機会に参加してほしい」と呼びかけている。
ツアー代金は税込み21万4千円。申し込みは7月3日までに「日本旅行メディアトラベルセンター」(0570・081・717)へ。定員は70人で、応募多数の場合は抽選する。チャーター便誘致事業全般については県港湾空港振興課(073・441・3154)まで。
日本とベトナムの外交関係樹立50周年記念事業。ベトナムの航空会社「ベトジェットエア」がエアバス社の「A320」を運航する。白浜と、ハノイ、ダナンを1往復ずつする。ハノイからは7月26日、観光客や青少年交流を目的にした高校生が白浜空港に来る。飛行機は同日、白浜空港から行政関係者や高校生、視察ツアー参加者を乗せてダナンに向かう。30日にそれぞれ帰国する。
かつて白浜空港では中国や台湾、韓国などとのチャーター便が運航された。2018年1月には20便の実績があったが、国際関係の悪化やコロナ禍により、これが最後となっていた。
県は21年に国際線誘致を強化するため、税関や検疫、出入国管理施設などを備えた「国際線ターミナル」を整備。コロナ後を見据えて準備を進めていた。
そんな中、下宏副知事らが昨年秋にベトナムを訪問。チャーター便について議論し、今年5月に決定した。
県担当者は「白浜空港に国際線ターミナルも完成した。積極的に国際線チャーター便を誘致し、地域の活性化につなげたい」としている。ベトナムのほかにも国際チャーター便の受け入れ調整を進めているという。
■ビジネス視察募集
県はチャーター便を使用したダノンでの視察ツアー参加者を募集している。
ベトナムとのビジネスに関心がある▽県産品の輸出を検討▽ベトナムからの人材採用を検討▽ベトナムからの観光客誘致に関心がある―といった人が対象。
26日午前11時半に白浜空港を出発。現地では、ツアー参加者らの交流会▽ダナン市人民委員会からの観光や投資の誘致施策の説明▽商工事業者と意見交換▽大学で日本語教育や人材育成などについて視察▽リゾートホテルやショッピングモール視察―などを予定。29日は自由行動で、別料金で世界遺産ホイアンのツアーへの参加も可能という。30日午前10時に白浜に到着予定。
ダナン市はベトナム中部の中心都市で、人気の高い観光地。外国人観光客や投資の誘致に力を入れる。人口は約100万人。国内から直行定期便があるのは成田空港だけという。
県担当者は「観光では出会えない行政やビジネスの関係者と深く交流できる。ベトナムとのビジネスに関心のある人らは、ぜひこの機会に参加してほしい」と呼びかけている。
ツアー代金は税込み21万4千円。申し込みは7月3日までに「日本旅行メディアトラベルセンター」(0570・081・717)へ。定員は70人で、応募多数の場合は抽選する。チャーター便誘致事業全般については県港湾空港振興課(073・441・3154)まで。