和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

23年度の主な施策を「見える化」 予算の使い道を図やイラストで分かりやすく、印南町

本年度の当初予算について、項目別に分かりやすく紹介している
本年度の当初予算について、項目別に分かりやすく紹介している
和歌山県印南町役場
和歌山県印南町役場
 和歌山県印南町は、本年度の町の施策を住民に理解してもらおうと、2023年度の当初予算を図やイラストでまとめた資料を作成した。それぞれの事業内容を詳しく解説している。町のホームページ(HP)でも公開している。

 町の総合計画を実現する上で、税金がどのように使われているのかを分かりやすく伝えようという取り組み。町総務課の財政担当が「見える化」を目指すという趣旨で毎年している。

 資料は予算編成の基本方針、予算の規模、主要施策などで構成。基本方針では、本年度は切目橋架け替え事業や中学校の統合、道路改良などを本格化させる。また、緊急性が高く、住民のニーズが高い施策を重点的に予算編成していることを説明している。

 年度内に実施する主要な施策は担当課別にまとめており、イラストや写真を添えて項目と予算をそれぞれ紹介している。さらに、新たに始める事業には「新規」、昨年度より内容を増やしている事業には「拡充」といったマークを表示し、分かりやすくしている。

 社会教育や文化、スポーツとレクリエーション、交通、防災、農林水産業などの各施策についても解説。巻末には詳細な事業と予算の一覧表も付けている。

 資料の内容は町HPの「当初予算の概要」で紹介しているほか、町広報5月号でも紹介している。

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