3月31日から通行できるようになった大網代トンネル(左)の迂回路=3日、和歌山県田辺市龍神村殿原で
和歌山県田辺市龍神村殿原の県道龍神十津川線で、大網代トンネルを迂回(うかい)する新たな道路が3月31日に開通した。
県によると、1960年に造られた大網代トンネルは、狭い所で幅員約4・8メートルしかなく大型車両の通行や対向が難しい場所だったという。
安全な通行を確保し、地域間交通の利便性を向上させるため、2018年度から改良事業に着手。トンネルの二つの出入り口をつなぐ約200メートルの迂回路(幅員5メートル)を整備した。総事業費は約8億円。