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近大アーチェリーが田辺市で合宿 メダリスト古川選手も

練習に励む近畿大学洋弓部の部員ら(16日、和歌山県田辺市上の山1丁目の田辺スポーツパークで)
練習に励む近畿大学洋弓部の部員ら(16日、和歌山県田辺市上の山1丁目の田辺スポーツパークで)
 近畿大学洋弓部(大阪府東大阪市)の約70人が22日まで、和歌山県田辺市上の山1丁目の田辺スポーツパークで合宿をしている。アーチェリー競技の五輪メダリストで近大職員の古川高晴選手(38)ら日本代表クラスの選手も合宿に参加しており、2024年のパリ五輪につながる大会などに向けて練習に励んでいる。

 洋弓部の山田秀明監督(72)によると、田辺市の旧南紀スポーツセンターでは10年以上、春合宿をしていた。改修してスポーツパークになってからは初めて。コロナ禍の影響で、春合宿をするのも4年ぶりという。

 今回は洋弓部の学生や卒業生、近大付属高の洋弓部員らが参加しており、15日に訪れた。16日はスポーツパークの多目的グラウンドで、横一列になって70メートル先の的を射る練習などに励んだ。

 古川選手は、近大生物理工学部の和歌山キャンパス(紀の川市)で勤務していた12年のロンドン五輪で銀メダルを獲得した。15年の和歌山国体では県代表で出場し、個人優勝。21年の東京五輪では個人と団体で銅メダルを獲得した。

 4月には、パリ五輪につながる世界選手権大会とアジア大会の選考会がある。古川選手は「フォームが固まってきて調子はいい。今季の目標は世界選手権でメダルを取ること。ここはとても暖かく、練習に集中できる」と話した。

 東京五輪に出場した近大職員の山内梓選手(24)も合宿に参加。「環境への対応力を身に付けられる良い機会。ここで得たことを4月の選考会に生かしたい」と抱負を語った。

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